2000年に劇場公開され、多くの映像関係者、ファンから高い評価を受けた『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は、2005年に新たな作品テレビアニメシリーズ『BLOOD+』へと大きく展開した。そして、2009年には国境を越えて海外実写映画『LAST BLOOD』が公開される。 この「BLOOD」シリーズが、2011年にまた大きく変貌を遂げようとしている。4月9日にBLOODと人気のマンガ創作ユニッットCLAMPのコラボレーションによる『BLOOD-C』のプロジェクトが明らかにされた。発表によれば、2011年7月よりMBS、TBSほかでテレビ放映を開始、さらに2012年の劇場公開も決定している。アニメーション制作のプロダクション I.Gをはじめ、強力スタッフの参加する大型企画だ。
2000年の『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は、プロダクション I.Gにより生みだされた。セーラー服の少女 小夜が日本刀を持って怪物と戦う映像は、国内外のクリエイターより絶賛を浴びた。文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、大藤信郎賞受賞という経歴がその評価の高さを物語る。 少女と日本刀、そして怪物との戦いというイメージは、『BLOOD+』、『LAST BLOOD』にも引き継がれている。4月9日に公開されたCLAMPによる『BLOOD-C』のビジュアルでも、こうしたイメージは踏襲されている。