宮城県は県内の情報産業振興を目指し、宮城・仙台アニメーショングランプリ2011を開催する。7月7日より自由課題部門と企画・原案部門「アニメむすび丸CMコンテスト」のふたつで募集を開始する。 宮城・仙台アニメーショングランプリは2008年からスタートし、今回で3回目を迎える。東北から新しいデジタルコンテンツを生み出すこと狙いアニメーション作品を募集する。作品募集を通じた人材発掘、そして発掘された人材とアニメーション関連産業事業者とのマッチングを行いビジネス化も行う。 今年の特徴は、昨年までの動画作品を応募する従来の自由課題に加えて、企画・原案部門が設けたことである。この部門は作品のクリエイティブに加えて、新しいビジネスの在り方を期待するものとなる。 企画・原案部門は、宮城県のマスコットキャラクター むすび丸を利用した15秒間のコマーシャルの企画を募集する。応募者はショートアニメを実現するためのシナリオ、むすび丸の新コスチューム、新キャラクターをセットで考案する。つまり、コマーシャルの企画をまるまる考え出すものと言える。 受賞作品は実際にアニメとして制作され、ウェブなどで放映される予定だ。当初より事業化が念頭に置かれており、クリエイターのアイディアのビジネス化がよりスピーディーに実現する新しいアイディアとなっている。また、自由課題部門と併せて、受賞作品はいずれも東京国際アニメフフェアの会場に出展、紹介される予定だ。 募集期間は、自由課題が2010年12月31日まで、企画・原案部門は2010年9月30日までである。応募作品の中から自由部門はグランプリ、優秀賞、特別賞などが選ばれる。また企画・原案部門は、最優秀賞、優秀賞、特別賞を選出する。 クリエイター育成と産業振興を組み合わせた宮城県の取組みは、新しい企画の導入でますます注目を集めそうだ。宮城・仙台アニメーショングランプリ /http://www.1038anime.jp/宮城・仙台アニメーショングランプリ2011 作品募集[募集内容]1.「自由課題」(動画)2.「アニメむすび丸」の15秒CMを制作するための「シナリオ」「むすび丸新コスチューム」「新キャラクターのセット[募集期間]1.平成22年7月7日(水)から平成22年12月31日(金)まで2.平成22年7月7日(水)から平成22年9月30日(木)まで詳細は上記サイトにて確認ください。
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