「ドラゴンボール改」米国大手CATV局で開局来の最高視聴率 | アニメ!アニメ!

「ドラゴンボール改」米国大手CATV局で開局来の最高視聴率

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 米国の大手アニメ専門チャンネル ニックトゥーン(Nicktoons)で放映が始まった『ドラゴンボール改(現地タイトル:DRAGON BALL Z KAI)』が好調なスタート切った。5月24日の放映第1回にて、番組の主要ターゲットとする視聴者層4部門でニックトゥーン開局以来の過去最高視聴率を獲得した。
 最高視聴率となったのは、9歳から14歳、12歳から17歳、そして9歳から14歳の男児、12歳から17歳の男性の4つの部門である。90年代後半から米国で高い人気を得てきた「ドラゴンボール」シリーズの健在ぶりを見せつける一方で、9歳から14歳の新しい世代にも番組がアピールしたことになる。

 番組はこの5月からニックトゥーンの目玉番組として始まった。毎週月曜日から木曜日の20時とゴールデンタイムに放映時間を確保したことも人気の理由とみられる。
 ニックトゥーンは米国の大手メディア・コングロマリット バイアコムの傘下にあるニコロデオンの有力チャンネルのひとつである。全米最大の子供チャンネルとして知られている。また、ニコロデオンのグローバルな放送ネットワークはライバルのディズニーチャンネルを上回り、世界最大の子供向け放送局でもある。 旧作シリーズは1998年以来、別の大手アニメーション専門チャンネル カートゥーンネットワークで放映されてきたが、今回はニコロデオンがケーブルテレビでの放映権を獲得した。

 『ドラゴンボール改』は、アニメ『ドラゴンボールZ』の放送20周年を記念して旧作シリーズと同様に東映アニメーションが製作をしたものだ。旧作テレビシリーズのフィルムを最新のデジタル技術を用いてHDリマスター化、フルハイビジョン放送に対応出来る映像として甦らせた。さらに物語も原作者鳥山明オリジナルカット版として編集、これまでよりもスピーディーな展開を実現し話題を呼んでいる。日本では2009年4月より放映されている。
 旧作シリーズは海外では40カ国以上でテレビ放映をされ、各国で爆発的な人気を生み出している。新作テレビシリーズ終了後も、国外で玩具やゲームソフト、トレーディングカードが人気を呼んでいる。2009年にはハリウッドの実写映画『DRAGONBALL EVOLUTION』も製作された。そうしたファンにとって『ドラゴンボール改』は待望の新作となる。

 今回の米国での『ドラゴンボール改』の好調なスタートは、「ドラゴンボール」ブランドのグローバルな再活性化を狙う東映アニメーションをはじめとする関係企業にポジティブな影響を与えそうだ。作品は米国に紹介されて既に14年経つ。かつての子供たちは成長している。ファンの高年齢化によるファン層の縮小も懸念される。このためこれまでのファンを引き止める新作、そしてより若い新世代のファンを獲得することが必要になっていた。『ドラゴンボール改』で再びテレビ放送を行なうことがそのツールとなる。
 『ドラゴンボール改』は、さらに2010年秋より米国5大ネットワークのひとつThe CWの土曜日朝でも放映を開始する。5月からはファニメーション(FUNimation)によるDVDとBlu‐ray Discも発売され、6月にDSソフト発売、さらにバンダイグループによる玩具アイテムなどが期待される。こうした二次展開ビジネスにもはずみがつきそうなテレビ放映の結果だ。

東映アニメーション /http://www.toei-anim.co.jp/
『ドラゴンボール改』 /http://www.toei-anim.co.jp/tv/dragon_kai/
ニックトゥーン(Nicktoons) /http://nicktoons.nick.com/
《animeanime》
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