CDや映像ソフト・書籍の売上げ動向を調べるオリコンは、6月3日に2010年上半期(2009年11月23日~2010年5月23)の書籍の売上をまとめた「オリコン2010年上半期“本”ランキング」を発表した。 このうちコミック部門は、今年3月に発売された尾田栄一郎さんの『ONE PIECE』(集英社)が230万6千部で1位に立った。さらに2009年12月発売第56巻が227万6000部で2位となった。シリーズごとのランキングでも『ONE PIECE』は、15220万部と2位の『NARUTO』(岸本斉史・集英社)の417万8千部を引き離し、圧倒的な強さをみせた。 ランキングでは人気連載の多い週間少年ジャンプの作品を中心に、集英社が強みをみせている。10位までのうち『ONE PIECE』、『NARUTO』のほか、『君に届け』(10巻・9位)、『HUNTER×HUNTE』(27巻・10位)である。 講談社でベスト20までに入ったのは『のだめカンタービレ』(23巻・4位、24巻11位)のみ、一方スクウェア・エニックスは『鋼の錬金術師』(24巻・3位、25巻・5位)、『黒執事』(8巻・16位)の2作品、角川グループからは『新世紀エヴァンゲリオン』12巻が77万1千部で13位に入ったのが目を惹く。 また、アニメ化作品の強さも引き続き注目される。20位の『リアル』9巻以外は全てアニメ化されており、いずれも放映中か、近年アニメ化されたばかりである。 こうした状況は文庫ライトノベルでも同様で、この部門の1位は現在アニメが放映中の『デュラララ!!』 の23万6千部、2位は『バカとテストと召喚獣 7』19万6千部である。3位、4位もそれぞれ『デュラララ!!×2』と『バカとテストと召喚獣 7.5』と両作品の強さをみせつけた。 ゲーム攻略本では『イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザードDS 熱血オフィシャルガイドブック<究極版>』((編)利田浩一・小学館)が、27万2千部でトップだった。*上記数字全てオリコン調べ(千単位で四捨五入)オリコン /http://www.oricon.co.jp/オリコン2010年上半期“本”ランキング/http://www.oricon.co.jp/entertainment/ranking/2010/bookrank0603/index02.html詳しいランキングはオリコンで確認ください。
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