2007年から2009年の間、2シーズンで分けテレビ放映された『劇場版 機動戦士ガンダムOO』が、待望の劇場映画となって本年9月に全国公開される。劇場化決定発表は、多くのファンから熱い支持を受けた。こうした熱気を受け、3月28日に東京ビッグサイトで開催された東京国際アニメフェア2010の特設ステージにて、『劇場版 機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-』のスペシャルステージが開催された。会場に集まったファンは1100名、特設ステージは熱狂に包まれた。
水島精二監督をはじめ、刹那・F・セイエイ役の宮野真守さん、ロックオン・ストラトス役の三木眞一郎さん、アレルヤ・ハプティズム役の吉野裕行さん、ティエリア・アーデ役の神谷浩史さんという豪華な顔ぶれだ。また、今回、劇場版の特別ゲストとして新キャラクター デカルト・シャーマン役で新たに加わる俳優の勝地涼さんも姿を見せた。
勝地涼さんは2000年に俳優デビュー以来、数々の映画・舞台・テレビ作品などで活躍する。2005年には『亡国のイージス』で第29回日本アカデミー賞新人賞を受賞するなど注目を集めている。今回は、人気アニメの鍵となる新キャラクターの声を演じ、その活動の幅をさらに広げる。
勝地涼さんは『劇場版 機動戦士ガンダムOO』について、「この作品は正義・悪・平和とは？というしっかりとしたテーマが根底にあって、現代の世の中に置き換えることのできる作品だと思いました。キャストの皆さん本当に仲がいいですね。僕は声優としては未熟ですが、早く「ガンダムOO」ファミリーになれるように頑張ります」とコメントし、強い意気込みを見せた。
そして、テレビシリーズから引き続き、主人公 刹那・Ｆ・セイエイ役を務める宮野真守さんは「久しぶりに刹那役として登場できて嬉しい。劇場版が迫ってきていてドキドキしてますが、皆さんの歓声から映画への熱い期待を頂いたので、気持ちを高めて命がけで収録に臨みます」と話す。
三木眞一郎さんは「この時期にこれだけの映像を皆さんにお見せできる「ガンダム0O」のスタッフの結束力に感嘆しました。僕もテンションを上げてアフレコに臨みます」とテレビシリーズをさらに上回る気合を感じさせる。
吉野裕行さんは「劇場版が完結編ということで、アレルヤの長い長い自分探しの旅にも答えが出る気がします。皆さんと一緒に楽しみたいです」、中村悠一さん「グラハムは活躍します。アフレコは掛け合いが大切なので、勝地さんとのアフレコを楽しみにしています」とテレビシリーズとはまた違う展開も期待する。
今回の劇場作品は、テレビシリーズの物語が終了してから2年後の世界が舞台となる。ソレスタルビーイングの登場により武力に頼らない社会を選択した人類に、新たな危機が訪れる。そして人類のイノベイター化を求めてきた「イオリア計画」の全貌が明らかとなる。
本作はテレビシリーズから続く物語の完結編との位置づけだ。全て映画のために新たに構築されたオリジナルストーリー、ガンダムシリーズとしては実に19年ぶりの完全新作となる。
そして本作を監督する水島精二さんはステージで、「今回の劇場版は観客の皆さんを驚かせる仕掛けもあります。スタッフ・キャストにも恵まれ、全力で作っていますのでよろしくお願いします。勝地さんは、幅広い演技力と少年らしい、きびきびした面があるので、デカルト役にマッチしていると思います」と語った。エンタテイメント盛り沢山の映画を期待出来そうだ。
画像: (c)創通・サンライズ・毎日放送
「劇場版 機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-」
公式サイト /http://www.gundam00.net/
2010年9月公開
［スタッフ]
原作： 矢立肇／富野由悠季
監督： 水島精二
副監督： 角田一樹／長崎健司／名取孝浩
脚本： 黒田洋介
キャラクターデザイン： 高河ゆん／千葉道徳
メカニックデザイン： 海老川兼武／柳瀬敬之／寺岡賢司／福地仁／鷲尾直広／中谷誠一
音楽： 川井憲次
企画・制作： サンライズ
配給：松竹
［キャスト］
刹那・F・セイエイ： 宮野真守
ロックオン・ストラトス： 三木眞一郎
アレルヤ・ハプティズム： 吉野裕行
ティエリア・アーデ： 神谷浩史
デカルト・シャーマン： 勝地涼
