このイベントの目玉企画が、アニメソングアワードとアニメダンスアワードである。それぞれのコンテストにエントリーした参加者のパフォーマンスが、福岡県の運営するジャパンポップカルチャーの多言語情報配信サイト「アジアンビート」で公開されている。
公開されているのはアニメソングアワード20人、アニメダンスアワード15組である。ユーザーはエントリー者たちのパフォーマンスを見て、よいと思ったパーフォーマーに投票が出来る。投票の結果上位1名を優勝者として日本に招待する予定だ。優勝者は3月に北九州市で行われるアニソン大型イベント「アニうた KITAKYUSHU 2010」を観覧する。
投票は日本からも可能、タイのアニメファンのパフォーマンスを楽しみながらイベントの一部に参加出来る。受付は2月25日から3月1日まで、3月2日にネット上で発表する。
こうした試みはコミックパーティー19の主催者ねぎぼうずタイランドと日本大使館、それに福岡県庁協力したものだ。コンテストを通じて、福岡県とタイの若者が直接結びける試みのひとつである。
福岡県は今回、国内のコスプレ大会の優秀者をコスプレ大使として、イベントに派遣している。今回は、逆にタイのパーフォーマーを日本に招くというわけである。
近年、世界各地で開催される日本アニメ・マンガのイベントが関心を集めている。しかし、そうしたイベントを通じて地方自治体が海外との文化交流をするのは珍しい。今後の展開も注目される。
アジアンビート /http://asianbeat.com/ja/
ねぎぼうず /http://negibose.jp/
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