世界的に人気の高いキャラクター「ハローキティ」が、中国の携帯サイトで活躍の場を広げる。2月10日に、今回初となる中国のモバイルに向けた公式サイト「「I Love Hello Kitty」がオープンした。サンリオとその子会社でブロードバンドコンテンツ、モバイルコンテンツ事業を行うサンリオウェーブがこのほど発表した。中国でも急激に広がったモバイルを通じて、「ハローキティ」の魅力を中国のファンに広く伝える。キャラクタープロモーションのツールとしての役割が期待される。
「Ｉ Love Hello Kitty」は無料ポータルサイトとなっており、モバイルを通じて誰でもアクセス出来る。ハローキティの各コンテンツへの入り口を目指している。アクセスのハードルが低いことから、幅広い利用が可能だ。
現在は無料会員登録を行っており、登録を行ったユーザーに特典として、携帯で文字や音声画像などやりとり出来る5 種類のMMS用の画像をプレゼントする。また、有料コンテンツの紹介も行っており、利益化にも結びつける。ます。今後はさらに、3Gの普及を視野に入れたサービス展開も予定するとしており、ビジネスチャンスが広がりそうだ。
サイトの企画はサンリオとサンリオウェーブのほか、モバイルコンテンツ事業の日本エンタープライズが協力する。日本エンタープライズとその現地法人因特瑞思（北京）信息科技有限公司が企画に協力した。
また、中国での運営は日本エンタープライズの現地法人北京業主行網絡科技有限公司が担当する。同社は中国国内でモバイルコンテンツを全国配信するライセンスを保有している。
日本のアニメ、マンガ、キャラクターの人気が、中国でも高い人気を誇っているのはよく知られている。しかし一方で、アニメ・マンガなどの中国での現地展開は、様々な制約がありなかなか難しい。そうした中でモバイルサイトの利用は、キャラクター認知度のアップの有力な手段のひとつとも言える。
サンリオウェーブ /http://www.sanriowave.co.jp/
