『アバター』は歴史的な大ヒットとなった『タイタニック』のジェームス・キャメロン監督が、12年振りの新作として世に送り出した。大ヒット監督の最新作として注目を浴びただけでなく、撮影段階から3D(立体視)上映を前提に制作された映画はその最新技術でも注目を浴びた。
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(C)2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved.
映像の3Dは2009年から劇場映画の上映が急加速しただけでなく、2010年の3Dテレビ発売の動き、3D専門チャンネル開設の発表、3Dを利用したゲーム開発など、エンタテインメントの様々なシーンでブームの様相を呈している。この最新の3D技術を堪能出来る作品として、『アバター』が厚い支持を受けた側面もありそうだ。
日本の洋画興行歴代1位は、トータルで262億円を叩き出したキャメロン監督の前作『タイタニック』である。『タイタニック』の国内興収100億円到達にかかった日数は82日だが、今回の『アバター』はわずか50日間。これまでにない大記録となっている。
気になるのは今後、興収がどこまで拡大するかだ。その鍵を握るのは3月に発表されるアカデミー賞となりそうだ。本作は第82回アカデミー賞で最多の9部門のノミネートされている。
既に、アカデミー賞の前哨戦ともなっているゴールデングローブ賞では、作品賞、監督賞を受賞している。アカデミー賞でも大きな賞の獲得が期待されている。もし、獲得が出来れば、さらに映画の話題が広がることになるだろう。
『アバター』 /http://www.avatarmovie.jp
20世紀フォックス映画 配給
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