辰巳ヨシヒロさん 米国コミックスの殿堂入り候補に
米国で最も知られたコミックスの賞であるウィル・アイズナー賞のコミックスの殿堂(Hall of Fame)入り候補に、日本のマンガ家辰巳ヨシヒロさんが選ばれた。ウィル・アイズナー賞は、米国最大の
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2010年はアイズナー賞選考委員会から、コミックス『ターザン』の作者である故バーン・ホーガスさんと『アーチ・コミックス』のクリエイター 故ボブ・モンタナさんを決定した。さらに13人の候補リストを作成、投票により4人の殿堂入りを決める。辰巳さんはこの候補者リストの一人となっている。
コミックスの殿堂は1987年よりスタートした、アイズナー賞のなかでも最も古い賞のひとつである。アイズナー賞の名称の由来となったウィル・アイズナーさんのほか、スタン・リーさんやウィンザー・マッケイさん、チャールズ・シュルツさん、メビウスさんなど102人あまりの業界を代表するアーティストが選ばれている。
日本からも2002年に手塚治虫さんが、2004年には小池一夫さん、小島剛夕さんが選ばれている。もし、今回辰巳さんが選ばれれば、日本人としては4人目となる。
辰巳ヨシヒロさんは日本を代表するマンガ家の一人で、特に劇画の産みの親として知られる。日本以上に海外での名声が高い。これまでにもアイズナー賞でその作品が候補に挙がってきたほか2006年には、サンディゴ・コミコンに訪れ特別賞を受賞している。
最近では、劇画誕生前後のマンガ家の様子を描いた『劇画漂流』が、日本だけでなく、北米、ヨーロッパで話題を呼んでいる。
殿堂入りの投票はウェブサイトを通じて行われる。投票者はコミックスのアーティスト、出版関係者、編集者、コミックストア関係者などである。投票は3月31日までとなっている。
ウィル・アイズナー賞 /http://www.comic-con.org/cci/cci_eisners_main.shtml