第15回学生CGコンテスト受賞作品発表 「中学星」など | アニメ!アニメ!

第15回学生CGコンテスト受賞作品発表 「中学星」など

 CG-ARTS協会は、第15回学生CGコンテストの受賞作品を発表した。1995年から開始された学生CGコンテストでは、これまで学生ならではのチャレンジ精神と斬新なアイデアにあふれた作品を募集してきた。
 コンピューターやデジタル技術を使った作品を通じて、未来を担う若

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 CG-ARTS協会は、第15回学生CGコンテストの受賞作品を発表した。1995年から開始された学生CGコンテストでは、これまで学生ならではのチャレンジ精神と斬新なアイデアにあふれた作品を募集してきた。
 コンピューターやデジタル技術を使った作品を通じて、未来を担う若い才能の発掘および作品発表の場の提供を目的としている。今年の応募総数1173作品から選ばれた静止画部門の25作品、動画部門の20作品、インタラクティブ部門の15作品が最終選考へと進んだ。
 今回は賞体系にも変更があった。最優秀賞と優秀賞はそのままだが、U-18賞と特別賞がなくなった。そして佳作に代えてエンターテインメント賞、奨励賞、CG-ARTS推薦賞が新たに設けられた。

 そのうち動画部門では、上甲トモヨシさんの『Lizard Planet』が最優秀賞となった。『Lizard Planet』は、第21回CGアニメコンテストで佳作などを受賞している。
 優秀賞以下でも、植草航さんの『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』など、これまで他のコンテストでも見られた作品名のほか、ニコニコ動画でも話題を呼んだ清水誠一郎さんの『中学星 chu-gakusei』などが見られる。
 なかでも『NEO ANTIQUE』の石川真綾さんは高校生だ。石川さんは中学生の時に第12回で静止画の『おばけ横丁』がU-18賞を受賞しているが、それからさらに画力を上げてきている。

 動画部門以外でも高校生の躍進が見られる。静止画部門では市川航也さんの『進化の想像』が最優秀賞、インタラクティブ部門では、木下奈緒さんの『a daily life』と栗林麻美さんの『家電動物』が奨励賞に選ばれている。
 第15回学生CGコンテストの受賞作品展は、2月3日から2月14日に国立新美術館にて行われる。例年通り第13回文化庁メディア芸術祭との併催となる。
【真狩祐志】

第15回学生CGコンテスト /http://www.cgarts.or.jp/scg/2009/

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第15回学生CGコンテスト 受賞作品(動画部門)

最優秀賞
 『Lizard Planet』 上甲トモヨシ

優秀賞
 『アトミック・ワールド』 今津良樹
 『中学星 chu-gakusei』 清水誠一郎
 『ひとりだけの部屋』 野山映
 『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』 植草航

エンターテインメント賞
 『Express Yourself』 小山久美子
 『輝きの川』 大桃洋祐

奨励賞
 『HANDS』 中川真理子、高橋圭、福士亮平
 『NEO ANTIQUE』 石川真綾

CG-ARTS推薦賞
 『Love Wool』 佐野雄太

第15回学生CGコンテスト ノミネート作品(動画部門)

 『a small opportunity』 赤井紀文
 『family』 山田園子
 『KokoOto』 乗田朋子
 『marionette』 飯田将茂
 『アニマルダンス』 大川原亮
 『川旅行』 坂元友介
 『月天』 藤本佐知子
 『スケッチブック 華屋八兵衛ノ巻』 竹内僚平、高橋紀乃、佐々木大輔
 『テブラハ』 舟橋英志、守金育夫、吉村祥伍
 『ニッポニテスの夏』 川尻将由、安井英智、高木惠悟
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