次回で64回目を迎える毎日映画コンクールが、10月20日よりアニメーション部門の募集を開始した。毎日映画コンクールは1935年に始まる映画賞で、その歴史の長さでは国内有数の存在である。毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社が主催する。 特に1962年からスタートした大藤信郎賞は、日本で最も古いアニメーション映画を対象とした賞として知られている。また、1989年にはアニメーション映画賞が設けられ、現在は、最優秀作品はアニメーション映画賞、革新的、斬新な表現を行った作品を大藤信郎賞として表彰する。ただし、応募はアニメーション部門として一括して行われるため、各賞の決定は審査委員に委ねられる。 今回、対象なる映画は、2009年1月1日から12月31日までに上映、上映予定、もしくは完成したアニメーション映画である。商業作品、アマチャア作品の区別はないが、アニメーション映画賞についてはこれまで商業アニメーション映画の受賞が続いている。また、映画のための賞であることから、テレビ用としてのみ制作された作品は選考の対象外となる。 昨年の受賞作品は、アニメーション映画賞が『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』、大藤信郎賞は「『崖の上のポニョ』における宮崎駿の独創的表現」であった。実験的なアニメーションの賞とされていた大藤信郎賞に、2008年国内最大のヒット映画が選ばれたことが話題を呼んだ。 応募受付は、毎日新聞社事業本部毎日映画コンクール事務局で行っている。募集期間はは、10月20日から11月19日(必着)まで。 また、受賞作品の決定は1月に行われ、表彰式は2月8日にミューザ川崎シンフォニーホールで開催される。表彰式はこれまでは東京・渋谷のセルリアンタワー東京ホテルで行って来たが、今回から「映像のまち」を掲げる川崎市と連携することになった。 表彰式は東京交響楽団のライブ演奏よる演出も行い、一般客の鑑賞も行えるイベントにする。映画ファンにより身近な、エンタテイメント溢れる表彰式となりそうだ。毎日映画コンクール /http://www.japan-movie.net/毎日映画コンクール 公式ブログ /http://mfablog.jugem.jp/
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