10月16日、日本アニメーション協会(JAA)の主催によるイントゥ・アニメーション5・横浜が開幕した。1997年以降、都内で不定期開催されてきた当イベントは初の横浜開催となった。 5回目となる今回はJAA設立30周年も兼ねている。19日までの会期中はJAA会員作品の上映などのほか、ワークショップやトークショーも行われる。 初日16日は「G9+1トークショー・最新作『穴』と、JAA創立のころ」、「テレビアニメにおけるオリジナルとは」、「川本喜八郎・柳原良平トークショー」が行われた。 このうち「テレビアニメにおけるオリジナルとは」は、『装甲騎兵ボトムズ』などで知られる高橋良輔監督が参加したものだ。JAAの会員は主に短編制作を行う作家が多数を占めているため意外に思う人も多いだろうが、劇場長編やテレビシリーズの監督も所属している。 今回高橋監督のトークショーに際し、監督作品展「テレビアニメから生まれたアート」や倉田光吾郎氏が制作して2005年に話題となった実物大ボトムズの屋外展示も実施されている。 このほか17日は、40年に渡りアニメーション作家の記録を続けてきた南正時氏による「南正時撮り下ろし☆世界のアニメーション作家たち!!」、『頭山』や『カフカ 田舎医者』などで知られるアニメーション作家の山村浩二氏による「女性による大人のアニメーション表現-NFB作品を中心に」が行われる。【真狩祐志】イントゥ・アニメーション5・横浜 /http://www.jaa.gr.jp/into5/当サイトの関連記事/イントゥ・アニメーション5・横浜 10月16日から開催