映像制作のDLEと大手玩具メーカーのタカラトミーは、着せ替え人形として40年以上の人気を誇る「リカちゃん人形」をオリジナルアニメとして制作した。『リカちゃんと魔法の国』と題したシリーズで、リカちゃんの世界を2Dアニメで表現する。 作品は1968年から提供されている「リカちゃん電話」にちなみ、電話をモチーフにした物語とした。このなかに女の子が1度は夢見る「お姫様に変身する」、「魔法を使う」といった要素を盛り込む。 アニメ製作のDLEは笑いを用いた作品を得意としているが、今回の作品にも笑いのエッセンスを加えるという。「リカちゃん」の愛らしさにユーモアを交えることで、コアターゲット層の女児だけでなく、母親世代にも共感を目指す。 アニメでは主人公のリカちゃんのほか、脇役にビビッドな色使いのクマ、ユーモラスに描かれたお姫様アン王女といったオリジナルキャラクターを配する。玩具の世界をベースにオリジナルな世界観を構築する。 『リカちゃんと魔法の国』は、10月9日からまず第1話をリカちゃん公式サイト内で配信開始している。ネット配信開始に合わせてDLEは、ブロガー向けの「リカちゃんアニメの感想を募集」もスタートした。 さらに、作品はネット以外の方法でもアピールする。同じ第1話を幼児向けの雑誌「幼稚園」12月号(小学館刊)と「めばえ」2月号(小学館刊)の付録DVDとして収録する。ネットと雑誌の異なる媒体を通じて、幅広い年代に作品を届ける。 古くからあるドール玩具のアニメ化は、一見は意外なアイディアに映る。しかし、長年愛され続けて来た玩具を映像作品にするのは、現在の世界的なトレンドになっている。 トランスフォーマーやGIジョーが、ハリウッドの大作映画になって人気を集めていることに思いあたる人も多いだろう。さらに、同じドール玩具のバービー人形やレゴブロックの実写映画化企画も海外では進んでいる。多くの人に馴染み深い玩具は、隠れた大物キャラクターというわけである。 今回の『リカちゃんと魔法の国』も、タカラトミーとDLEがいち早く、そうしたトレンドを捉えたかたちだ。DLEでは作品のシリーズ化も行うとしている。誰でも知っているキャラクターだけに、今後のさらなる展開も可能だ。リカちゃん公式サイト /http://licca.takaratomy.co.jp/DLEファンブロガーサイト「リカちゃんアニメの感想を募集」 /http://mp.edita.jp/dle/licca/【リカちゃんと魔法の国】監督: 谷 東アニメ制作: 大森清一郎声の出演:星河舞(リカちゃん)藤原啓治(クマ)小室亜沙(アン王女、ナレーション)
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