ABYLIGHT社はスペイン・バルセロナの名所サグラダ・ファミリア大聖堂に程近いところに拠点を構えるゲーム会社だ。社員数は10名。TGS2009ではWiiウェアの『FISH'EM ALL!』『Stop Stress:A day of futy』を展示した。日本ビジネス開発担当の川畑由香里氏に話を聞く。
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ABYLIGHT社はスペイン・バルセロナの名所サグラダ・ファミリア大聖堂に程近いところに拠点を構えるゲーム会社だ。社員数は10名。TGS2009ではWiiウェアの『FISH'EM ALL!』『Stop Stress:A day of futy』を展示した。日本ビジネス開発担当の川畑由香里氏に話を聞く。 「弊社は任天堂向けのゲームを開発しています。ヨーロッパのゲームはリアリズムを追求したゲームが多いんですが、私たちはファミリーで安心して遊べるゲームを作るようにしています」 Wiiウェアとしてすでにダウンロードがはじまっている『FISH'EM ALL!』をプレイさせてもらった。網を持ったおじいちゃんが飛んでくる魚を掬い取るゲームだ。サメに食べられたり、カニに挟まれたりする表現が妙に生々しいが、デザインはかわいいPOP調で、日本向けに作られていることがよくわかる。 「ABYLIGHT社を起業したふたりのクリエイターは、スーパーファミコンの頃から任天堂のゲームを作ってきた人たちなんですよ。任天堂マインドをよく理解し、すごく日本を意識しています」
会場で公開されたWiiウェア用の新作『Stop Stress:A day of futy』は任天堂の審査待ちだという。 「じつは米国、ヨーロッパの審査は通過していまして、向こうではサービスがはじまっています。日本だけが審査が降りないんですよね。日本は審査が厳しいと聞いていましたが……」 ちなみに『Stop Stress:A day of futy』は名前のとおり、ストレス発散ゲーム。少年がバットやスリッパで家中のものを壊しまくる。ユニークなコンセプトだが、任天堂本社が許可するかというと……。日本で遊べる日が来ることを切に願う。