入選には水江未来氏の『JAM』、藤原智樹氏の『ネコ魔女のキポラ』、清水誠一郎氏の『中学星』、奇志戒聖氏の『みちゃだめ』などが見られる。 昨年の第20回に『Devour Dinner』で入選している水江氏は、今年は韓国のSICAF2009でオープニングアニメーションを制作するなどで活躍している。 藤原氏の『ネコ魔女のキポラ』は、第7回中之島映画祭でグランプリなどを受賞している。清水氏の『中学星』は、最近ニコニコ動画のデイリー総合ランキングで1位にもなるなどで話題の作品だ。同作は、作品上映後の拍手の音量で測定する「拍手くん」でも1位を獲得した。 『みちゃだめ』を制作した奇志戒聖氏は、第15回に『GO TO THE EARTH』が佳作となったクリエイターである。また、自主企画として制作した『都市伝説物語ひきこ』は、昨年同コンテストで特別上映し、DVDも発売されている。
佳作には椙本晃佑氏の『the TV show』、上甲トモヨシ氏の『Lizard Planet』、山元準一氏の『memory』、大森清一郎氏の『百鬼』が選ばれた。 椙本氏は第19回に『Full Moon Party』で、上甲氏は第20回に『雲の人 雨の人』で入選している。山元氏の『memory』は、YouTubeの自主制作動画特集で紹介されて話題となった作品だ。『百鬼』の大森氏は、LightWaveユーザー対象のコンテスト「WavyAwards 2004-2005」のアニメーション部門で『まじん』が優秀賞などの受賞歴を持つクリエイターである。
一方、翌日27日に行われるCGアニカップの日本代表チームも発表された。先鋒に山元準一氏の『memory』、次鋒に上甲トモヨシ氏の『Lizard Planet』、中堅に山本蒼美氏の『セカイ系セカイ論』、副将に椙本晃佑氏の『the TV show』、大賞にKAN氏の『スターマイン』が選ばれた。 この5作品はフランス代表チームの5作品と競うことになるため、上映は27日のみとなっている。
第21回CGアニメコンテストとCGアニカップは、共にCG ANIME EXとしてKyoto Cross Media Experience(Kyoto CMEX)の1イベントとして開催されている。JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)の公式イベントとして初開催されるKyoto CMEXは、同日に初日を迎えた。10月4日まで 様々なイベントが開催される。 【真狩祐志】