7月25日と26日、北沢タウンホールで第1回下北沢映画祭が開催された。下北沢映画祭は、インディペンデント作品を中心に紹介する映画祭である。昨年より数度のプレイベントを開催してきた。今回が初めて正式なイベントである。 クリエイティブを生むカルチャーを生む土壌のある下北沢で映画祭を開催することで、埋もれた映像クリエイターの才能の発掘や育成、映像に携わる人々の裾野を広げることを目的としている。 7月26日の午前中は、第81回アカデミー賞短編アニメーション部門で受賞した加藤久仁生氏の『つみきのいえ』などが上映された。また、同日午後にはコンペティション部門の作品上映が行われた。 そして、グランプリ作品に、植草航氏の『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』が決定した。準グランプリは中平悠里氏の『Hansel's Moon Town』、柴田哲平氏の『M.O.K』となっている。 植草氏の同作品は、第359回デジタル・スタジアムでベストセレクション入り、ASK映像祭2009で西村智弘賞となっている。すでに様々な場所で評価を得ている。 また植草氏は、昨年はNHKで放送されていた星新一ショートショートで『薬と夢』も制作している。こちらも、着実に実績を築きつつある。 コンペティション部門全9作品中には、アニメーション作品のノミネートが多く見られた。グランプリとなった植草氏の『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』、中村智道氏の『蟻』、澤田裕太郎氏の『奴との遭遇』、倉田愛実氏の『シェルター』などである。 準グランプリを受賞した中平氏の『Hansel's Moon Town』にも、アニメーションが取り入れられている。インディペンデントの映像作品のなかにおけるアニメーション作品の勢いを感じさせるものとなっている。【真狩祐志】下北沢映画祭 /http://shimokitafilm.com/当サイトの関連記事/第1回下北沢映画祭開催 「つみきのいえ」の特別上映なども
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