北米の日本アニメDVD販売底打ち? 米専門誌が報道 | アニメ!アニメ!

北米の日本アニメDVD販売底打ち? 米専門誌が報道

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 米国のポップカルチャー情報サイトのICv2によれば、2009年第1四半期の北米市場における日本アニメの売上高が前年比で2%減となった。
 ICv2は、2008年第1四半期は2007年比で11%減であったことを例に挙げ、過去数年間続く日本のアニメDVDの売上高減少が底を打ったのでないかとする。また、市場シェアの4割がファニメーション(FUNimation Entertainment)だったとしている。しかし、具体的な売上金額規模についてICv2は触れていない。

 北米市場における日本のアニメDVDの市場規模と動向は、統計としてまとめられることが少ない。こうした中でICv2は、唯一、そうした統計を定期的に発表してきた。しかし、2008年初めに2006年の市場が4億ドル、2007年の市場は2億7500万ドルから3億ドルと発表した後は、統計の発表をストップしていた。
 2008年は、2007年よりもさらに市場が縮小したと見られているから、ICv2の数字から推定すれば、2008年は2億5000万ドル前後の市場規模が考えられる。

 一方、JETROがまとめる「北米におけるコンテンツ市場の実態2008-2009(2009年3月)」によれば、2007年の北米の日本アニメDVD市場は3億1600万ドルである。2006年はビデオを含めた市場が3億7500万ドルとしており、ICv2に較べて増減の幅は緩やかになっている。
 また、北米におけるコンテンツ市場の実態2008-2009では、北米のアニメDVD・ビデオ市場が最も拡大したのは2002年の4億1500万ドルである。これによれば2002年から2007年までの市場の減少率はおよそ31%になる。2008年が仮に2007年から10%減少したとすれば、最盛期からはおよそ40%以上の減少となる。

 2009年第1四半期は、『Afro Samurai Resurrection』というヒット作があるものの、全体のトレンドを変える作品はなかった。このため市場全体が下げ止まったとするICv2の見方は正しいかもしれない。
 しかし、市場が下げ止まったとして、その理由は何なのか、下げ止まりから今後反転に向うのかは定かでない。また、こうしたトレンドが続くのかの今後の市場の動向も注視される。
 一方で、市場が反転せず、下げ止まるだけでも、ファニメーションをはじめとする日本アニメの流通会社にとって経営環境は大きく改善することになるだろう。近年の業界の不況で市場でのライバルは減っており、さらに現在の事業規模を前提に新たな戦略を取ることが出来るからだ。

ICv2 / http://www.icv2.com/
/Anime Market Decline Slowing
/2009年春 アニメ作品トップ10(Top 10 Amime Properties Spring 2009)
《animeanime》
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