メディア芸術祭 12ヶ国15イベント巡回のワールドツアー実施 | アニメ!アニメ!

メディア芸術祭 12ヶ国15イベント巡回のワールドツアー実施

 文化庁メディア芸術祭が、2009年に世界12ヶ国15の映像・メディア関連のイベント・フェスティバルで紹介される。メディア芸術祭は毎年国内で開催されているが、海外での受賞作品紹介も重要な活動のひとつとしている。
 海外での活動は、メディア芸術関連の有力フェス

ニュース
注目記事
 文化庁メディア芸術祭が、2009年に世界12ヶ国15の映像・メディア関連のイベント・フェスティバルで紹介される。メディア芸術祭は毎年国内で開催されているが、海外での受賞作品紹介も重要な活動のひとつとしている。
 海外での活動は、メディア芸術関連の有力フェスティバルや美術館との連携、さらに日本文化関連のイベントなどを含んでいる。昨年は11のイベントでメディア芸術祭受賞作品の展示や上映を行ったが、今年は既に過去最高の12カ国15のイベントへの参加が決まっている。

 文化庁メディア芸術祭は参加イベントが過去最高となったことから、今年から世界での紹介事業を「Japan Media Arts Festival World Tour」として新たに実施する。タイトルを統合することで、これまでばらばらに開催されていた印象の強かった海外紹介が統一的なイメージで展開する。
 2009年のワールドツアーは、4月に開催されたエストニア・タリン市のJAFFを振り出しとする。その後はCG関連のイベントが盛んなヨーロッパ、韓国、香港、シンガポールのアジア地域、さらに北米、ブラジル、オーストラリアなどの幅広い国々を周る。

 この中にはCGアートやメディアアートのイベントとして名高い米国のSIGGRAPHやオーストリアのアルスエレクトロニカ(Ars Electronica)なども含まれる。
 またヨーロッパ最大の日本ポップカルチャーイベントであるフランスのジャパンエキスポ、国立シンガポール美術館のアニメーション展など広い領域のイベントに及んでいる。様々な立場から、日本の最新のメディア芸術を紹介する。

 メディア芸術祭は文化庁などが主催をし、主に新領域の文化を集中的に取上げるイベントである。アニメ、マンガ、ゲームなどのポップカルチャーやCG、ウェブ、インスタレーションといったデジタルアート、インタラクティブな分野も取り扱う。
 作品を顕彰することでこうした分野への創作活動の振興を目指している。また、国内だけでなく日本から世界へ情報を発信し、受賞アーティストらの活躍の場を世界レベルに拡げたとしている。メディア芸術祭では情報サイトの文化庁メディア芸術プラザを利用して、今後も関連フェスティバルやレポートなどの情報を紹介する予定である。

文化庁メディア芸術祭 /http://plaza.bunka.go.jp/

■Japan Media Arts Festival World Tour 2009
(文化庁メディア芸術祭 2009年海外巡回)

1. JAFF
開催地 エストニア・タリン
会期 2009年 4月3日-4月12日

2. MILANO DIGITAL ENTERTAINMENT JAM
開催地 イタリア・ミラノ
会期 2009年4月22日-4月27日

3. Futuresonic
開催地 イギリス・マンチェスター
会期 2009年5月13日-5月16日

4. CODED CULTURES
開催地 オーストリア・ウィーン
会期 2009年5月27日-6月7日

5. X Media Forum
開催地 ロシア・モスクワ
会期 2009年6月20日-6月24日

6. JAPAN EXPO
開催地 フランス・パリ
会期 2009年7月2日-7月5日

7. SICAF
開催地 韓国・ソウル
会期 2009年7月22日-7月26日

8. SIGGRAPH
開催地 アメリカ・ニューオリンズ
会期  2009年8月3日-8月7日

9. 釜山国際子供映画祭
開催地 韓国・釜山
会期 2009年8月14-8月18日

10. FILE
開催地 ブラジル・サンパウロ
会期 2009年8月

11. Ars Electronica
開催地 オーストリア・リンツ
会期  2009年9月3日-9月8日

12. ACE Fair
開催地 韓国・ソウル
会期 2009年9月3日-9月6日

13. Electrofringe
開催地 オーストラリア・ニューキャッスル
会期 2009年10月1日-10月5日

14. 香港アートセンター
開催地 香港
会期 2009年10月7日-10月31日

15. 国立シンガポール美術館
開催地 シンガポール
会期 2009年11月
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集