『スター・トレック』はその最初の週末3日間で7650万ドルを稼ぎだしただけでなく、映画を観た人たちの満足度の高さと口コミからその後も快調である。公開からおよそ20日で、全米興行成績でのメガヒットの目安とされる2億ドル(およそ200億円)を突破した。
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(c)2008 Paramount Pictures. Star Trek and Related Marks and Logos are Trademarks of CBS Studio Inc. All Rights Reserved.
これはやはり2009年公開された映画の中で記録的なヒットされる『モンスターVSエイリアン』を抜くものである。6月1日現在では、2009年に米国公開された映画で、唯一2億ドルを突破した作品となっている。
映画は公開から4週目でも、興行収入ランキングのベスト5を維持している。その作品の人気と評価の高さから、既に続編製作も正式に決定している。
ちなみに、6月1日現在で、全米興行2位は『モンスターVSエイリアン』でおよそ1億9000万ドル、3位は『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』のおよそ1億7000万ドルである。フル3DCGアニメーション作品に、「スター・トレック」、「X-MEN」という比較的なギークな作品のVFX映画化作品が並んだことになる。
逆に言えば、こうしたギークなテーマからその作品のよさを失うことなく、誰でも楽しめるエンタテインメントに変身させることが、ハリウッド映画の本領発揮と言えるかもしれない。
『スター・トレック』 公式サイト /http://startrek2009.jp/
丸の内ルーブル他全国にて上映中
配給:パラマウント・ピクチャーズ
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