アヌシーで「崖の上のポニョ」の原画紹介 企画展を開催 | アニメ!アニメ!

アヌシーで「崖の上のポニョ」の原画紹介 企画展を開催

 6月8日から13日まで開催される世界最大のアニメーション映画祭アヌシー国際アニメーションフェスティバルで、宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』の原画を紹介する企画展が開催される。
 企画展は期間中に市内でいくつか開かれるアニメーション関連の展示会のひとつとな

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 6月8日から13日まで開催される世界最大のアニメーション映画祭アヌシー国際アニメーションフェスティバルで、宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』の原画を紹介する企画展が開催される。
 企画展は期間中に市内でいくつか開かれるアニメーション関連の展示会のひとつとなる。ヨーロッパでの劇場公開に先駆けて原画30点を展示し、作品のクリエイティブの世界を紹介するものになる。

 企画展は6月2日から27日まで、市内中心部にあるCentre Courier内の大型メディア量販店Fnacに隣接するかたちで行われる。フランスの映像ファンに広くアピールするものとなりそうだ。
 また、Centre Courierでは、6月1日から13日まではディズニー/ピクサーの最新3Dアニメーション『カールじいさんの空飛ぶ家』の企画展示も予定している。映画祭の期間を通じて、日米の話題作が競演するかたちだ。

 日本のアニメ作品は、アニメーションの制作、クリエイティブの秘密を探る「BETWEE FRAMES
」と題した企画でも登場する。この中では、既に完成したアニメーション映画、さらに制作中のアニメーション映画を取上げる。
 制作中の作品では、8本の劇場アニメーションの制作スタッフを招き、制作の実際やアイディアについて討議する予定だ。この8本の作品のうち2つが日本のアニメ監督によるものだ。

 ひとつは小島正幸監督による『Tibetan Dog:チベットの犬』である。小島正幸監督は、劇場アニメ『ピアノの森』やテレビアニメ『MONSTER』の監督などで知られた存在だ。
 『Tibetan Dog』はマッドハウスが中国と共同製作する作品として、これまでにも何度かメディアで言及されたことがある。しかし、その内容についてはほとんど語られていないため、アヌシーの場でその一端が明らかになるかもしれない。

 もうひとつの作品は、フランス語のタイトルで『Les Lucioles arc-en-ciel』となっている。監督は東映アニメーション所属の宇田鋼之介さんである。製作は日本となっており、共同製作ではないようだ。これまで該当する作品の製作発表は国内でなく、現在企画進行中の作品とみられる。
 宇田鋼之介監督は、これまで『銀河鉄道999・エターナルファンタジー』や『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』、『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』などの作品の監督として知られている。

アヌシー国際アニメーションフェスティバル 公式サイト
/http://www.annecy.org/home/index.php?Page_ID=2
《animeanime》
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