ウォルト・ディズニー・ジャパンは、テレビアニメシリーズ『スティッチ！』の第2シーズンの製作を行い、2009年秋からテレビ放送を開始すると発表した。 『スティッチ！』は、米国ディズニーの製作した劇場アニメーション『リロ＆スティッチ』に登場するキャラクター スティッチ！を登場させ、作品の舞台を日本に置きかえたテレビアニメシリーズである。日本を代表するアニメスタジオであるマッドハウスが、アニメ制作を手掛けている。 作品の第1シーズンは2008年10月からテレビ東京系で放映され、今年3月に終了した。また、同作品は、日本でオリジナルのアニメ制作を目指すウォルト・ディズニーグループのフラッグシップ作品として位置づけられている。 日本市場により適したコンテンツを提供することを目的に、ウォルト・ディズニー・テレビジョン・インターナショナルジャパンが主導で日本国内向けに製作された。今回の『スティッチ！』の第2期制作の決定で、ディズニーは今後も深く日本のアニメ市場に関わっていく意思を明らかにしたことになる。スティッチのキャラクターを息長く育てて行くとみられる。 実際に日本アニメ版『スティッチ！』の製作は、当初の目的どおり順調に進んでいるようだ。ディズニーによれば、2008年12月にビデオサーチが行なった「キャラクターと子供マーケット調査」では、子供に人気のキャラクターで『崖の上のポニョ』、『ドラえもん』に次ぐ第3位にランキングされた。 またテレビ放送開始後は、沖縄をイメージしたキャラクターグッズの販売や出版、インターネットコンテンツの開発も行なっている。こうした独自の展開は、国内でのビジネス拡大に大きく寄与したという。 第2シーズンでは、物語の舞台である沖縄の架空の島であるイザヨイ島や番組独自の日本人キャラクター ユウナが引き続き登場する。さらに番組のテーマ「スティッチのイイコト探し」がスケールアップする。 また、新たに「イザヨイ島の謎と不思議」、「願いを叶えるちたまの石の秘密」が登場する。そしてそれを狙う悪モノたちとの攻防を機軸に、壮大な冒険活劇へと発展して行く。第1シーズンよりアクティブな内容が目指されることになる。 第2シーズンの製作にあたりウォルト・ディズニー・ジャパン代表取締役社長のポール・キャンドランド氏は、「ウォルト・ディズニー・ジャパンの大きな戦略の一つである“国内でのコンテンツ製作”において、新たなステップを踏むことができ非常に嬉しく思っています。日本はディズニーにとってアメリカに次いで2 番目に大きな市場です。今後とも、日本の消費者の皆さまに喜んでいただけるコンテンツを開発し、日々の生活の中でその楽しさを体験していただけるよう努めてまいります。」と述べている。『スティッチ！』 公式サイト（ウォルト・ディズニー）/http://www.disney.co.jp/character/stitch/okinawa/
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