動画革命東京の作品では、昨年は糸曽賢志氏の『コルボッコロ』がA.I.I賞、堀江弘昌氏の『ラブ・ローラコースター』が東京ビッグサイト賞を受賞している。
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加藤氏も壇上の挨拶で述べたように、3年前の第5回でも同名の作品が公募部門の一般/優秀作品賞を受賞している。
この受賞後、2年前のアニメフェアで、動画革命東京の第3期支援候補作品として、『まっくららんどのホネイヌくん「まっくららんどへようこそ」』が、新規に制作することが発表された。そして、昨夏にはヨコハマEIZONE2008で初号試写会が開催されている。
動画革命東京の一連のプロジェクトは、短編制作の支援であると勘違いされやすい。制作支援そのもので完成する作品は、短編となっている。
しかし、これらの作品はあくまでもシリーズ化や長編化への足がかりを掴むためのパイロットフィルムなのである。これは2006年に動画革命東京の開始が発表された際に、明らかにされている。3月18日には、支援作品のひとつ宇木敦哉氏の『センコロール』がアニプレックスと契約することが発表になったが、これも将来的な部分が考慮に入れられている。
動画革命東京はシンクの子会社であるアニメイノベーション東京や東京都などが共同して行ってきた事業であるが、31日の第12期で募集を締め切るとしている。
18日に発表された第11期の作品のなかには、以前応募して選考から外れたものをブラッシュアップした作品も含まれているので、再チャレンジしてみるのもいいかも知れない。
ブースでは、動画革命東京の作品として『センコロール』と『TAILENDERS』の最新バージョンを含む、これまでの作品のトレーラーが上映されていた。
このほかシンクのプロデュースする作品として、『猫ラーメン』と『戦国驍刃デュラハン』のトレーラーも上映されていた。
【真狩祐志】
動画革命東京 /http://www.anime-innovation.jp/ http://www.anime-innovation.jp/
シンク /http://www.think.ne.jp/
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