文化庁は第24回目となる国民文化祭を、今年は静岡県にて10月24日から16日間開催する。国民体育大会の文化版と銘打つこの国民文化祭は、1986年より毎年各都道府県を巡って実施されている国内最大の文化イベントである。 国民文化祭では「映像文化フェスティバル」として毎年アニメーションを含む映像作品の募集を行っている。今年の静岡県国文祭2009でも、会期中の10月31日に、静岡県コンベンションアーツセンタ「グランシップ」にて上映会と表彰式が催される。この作品募集が4月1日から始まり、6月30日まで行なう。 一方、文化庁メディア芸術祭が例年各地で実施している文化庁メディア芸術祭展も、国民文化祭と同時期に同じ地域で開催されている。 前回は国民文化祭の第23回が茨城県で開催されたため、第11回文化庁メディア芸術祭展も同県のつくば市で開催した。今回も国文祭に準じて、第12回文化庁メディア芸術祭展も静岡県内での開催が予定されている。 第12回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門では、加藤久仁生氏の『つみきのいえ』が大賞となっている。 また、同作が第81回アカデミー賞の短編アニメーション部門でオスカーを獲得したことから、文化庁では加藤氏へ文化庁長官表彰を贈呈する。対象となるのは、国際芸術部門である。文化庁は、文化活動において優れた成果を示し、振興に寄与した者への表彰を行う目的で2年前に同部門を新設した。【真狩祐志】第24回国民文化祭・しずおか2009 /http://kokubunsai.pref.shizuoka.jp/文化庁 /http://www.bunka.go.jp/当サイトの関連記事/長編アニメとメディアアート特集 文化庁メディア芸術祭つくば展/文化庁メディア芸術祭大賞「つみきのいえ」 優秀賞「カイバ」など
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