日本アニメーション学会は、12月14日に「デジタルアニメーションの現在形(アニメーション理論の観点から)」と題したシンポジウムを行う。 パネリストにはIKIF+の木船徳光氏、Production I.Gの江面久氏、I.TOONで活動を行うアニメーション作家の伊藤有壱氏といったアニメーションの制作活動を行っている現場から招いている。また、コーディネーターはアニメーション史研究家の津堅信之氏が務める。 もともと日本アニメーション学会は、アニメーションを学術的なアプローチから研究することを目的に設立されている。しかし、今回は敢えて制作側からのパネリストを中心にしている。 これについてアニメーション学会は、昨年12月にシンポジウム「アニメーション理論の確立へ向けて」を開催した際に、研究者側の理論だけではなく、制作者側の理論をベースにする観点も必要ではないかという意見で提出されたことを受けたものだという。 そこで今回のシンポジウムでは、特に近年進むデジタル技術の高度化に着目し、そうした視点から議論する。 制作者が最新のデジタル技術をどのように認識し作品制作に反映しているか、また、作品のストーリーやキャラクターを構想する企画段階でこうしたデジタル技術をどのように捉え、アニメーションという映像表現・技術を認識しているかといった視点から、アニメーションの技術・表現の根本的な位置づけを浮かび上がらせるとする。 今回の試みは文学や芸術学、社会学、心理学といったものが多く語られがちなアニメーション研究において、技術面や表現方法の問題意識をクローズアップさせる良い機会になりそうだ。 シンポジウムは2008年12月14日の14時から16時まで、東京渋谷の桑沢デザイン研究所 1階ホールで行われる。アニメーション学会の会員だけでなく一般にも開放されており、参加はいずれも入場は無料である。 ただし、参加者の人数を事前に把握するため事前にメールにて、名前、所属、連絡先(電子メールアドレス等)を明記の上、申し込みくださいとしている。日本アニメーション学会 /http://www.jsas.net/デジタルアニメーションの現在形(アニメーション理論の観点から開催日時: 2008年12月14日(日) 14時~16時場所: 桑沢デザイン研究所 1階ホール(東京都渋谷区)(参加者には、後日詳しい案内等をお知らせします。)入場料: 無料(正会員、一般参加者とも)パネリスト:木船徳光(IKIF+)江面 久( Production I.G 、デジタルエフェクト)伊藤有壱( I.TOON 、アニメーション作家)コーディネーター:津堅信之(京都精華大学、アニメーション史研究)参加方法:以下のメールアドレスで、名前、所属、連絡先(電子メールアドレス等)を明記の上、申し込み。連絡先: /sympo08@jsas.net(連絡・問合せ用アドレス)
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