東京ネットムービーフェスティバル2008の決勝進出作品が決定した。この東京ネットムービーフェスティバルは、東京国際映画祭のインターネットコンペティション部門的な位置づけを担う協賛企画として2004年から開始され、今回で5度目となる。 そして、次世代の映像作家の登竜門や人材育成の段階的なステップアップも兼ねた映画祭でもある。 今回は先にユーザー投票で選出された5作品に加えて、今回事務局が選考した10作品の計15作品が決勝に臨む。また佳作も4作品決定している。 そのうちアニメーション作品は岩井澤健治氏の『福来町、トンネル路地の男』、竹内俊太郎氏の『LANDLADY』、Dongsoo Shin氏の『WASABI』、にじたろう氏の『うさむくん』である。岩井澤氏の『福来町、トンネル路地の男』は、第6回インディーズアニメフェスタで大賞<三鷹賞>を受賞している作品でもある。 佳作からも当日、賞に選ばれる作品が出ているのでこちらも見逃せない。昨年は審査員の1人だったアニメーション監督の細田守氏によりKa-long TSUI氏の『Who Cares』へ奨励賞が授与された。 昨年はグランプリに岡本将徳氏のアニメーション作品『ばあちゃん』が選ばれている。今年もアニメーション作品に何らかの受賞を期待したい。 決勝の行われる上映会は10月末を予定しているが、審査員などの詳細は後日発表される。【真狩祐志】東京ネットムービーフェスティバル /http://www.netmovie-fes.jp/当サイトの関連記事/東京ネットムービーフェスティバル グランプリにアニメーション作品東京ネットムービーフェスティバル2008 決勝進出作品【事務局選考】『夏音風鈴』勝又悠『福来町、トンネル路地の男』岩井澤健治『秋風便り』黒木大紀『LANDLADY』竹内俊太郎『回』佐藤有一郎『嘘』加藤秀樹『現世に舞い降りた赤鬼』城田道義『霊柩車の男』大山千賀子『WASABI』Dongsoo Shin『信二』鈴木太一【ユーザー投票】『White Line』大森研一『夏の日のぬけがら』本田雅英『X-REPORT』KINO YOSHIHARU『MIRROR』黒澤光之『東京蒼景』前田直樹 【佳作】『褌学会』高嶋浩 『黄金』モッカモッカ『うさむくん』にじたろう『6月4日』ニシダカオル
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