
J‐POPは海外でも次第に注目を集めつつあるが、ビジュアル系音楽は特に人気が高い。既にX JAPANなど確固たる人気を築いているバンドも数が多い。
そうしたなかでLM.Cは、デビュー2年目にして海外でも注目を浴び、大きな人気を獲得しつつある。今回のライブはそうした海外のファンからの人気に応えるものでもある。
7月3日には、アニソンカヴァーのバンドコンテストである「Battle of Band」のスペシャルゲストとして、クロージングライブを行った。開始時間が夜23時を超えるにも関わらず、会場には一般のロックファンに加えてアニメファン、LM.Cのコスプレをした幅広いファンが参加した。
ライブでは「OH MY JULIET.」、「BOYS&GIRLS」といったアニメのタイアップでお馴染みの曲では、日本語の大合唱、『家庭教師ヒットマンREBORN!』のテーマソングともなった最新シングル「88」でも大熱狂、大熱唱となった。全6曲とステージの時間は決して長くなかったが、参加者の満足度が非常に高いものだっただろう。
実際に参加者からは、「唄も、カッコも斬新」、「はじめてみたけど、ライブがこんなに楽しいバンドははじめて!」といった感想が相次ぎ、ライブを十分楽しんだ様子が伝わってきた。
また、「ライブを一回見ただけでわかる日本人のミュージシャンらしくない気さくさが好き」といった声もあり、LM.CのmayaとAijiのキャラクターの魅力も伝わったようだ。
こうしたライブの盛り上がりもあり、翌日7月4日に開催されたファンとの交流イベントであるパネルとサイン会にも、大勢のファンが集まった。このため当初予定していた会場を、さらに大きな700人収容の会場に変更したほどである。
LM.Cに会えた喜びで泣き崩れる少女も現れるなど、現地のファンにとってビッグイベントになったようだ。こうした従来のファンに加えて、多くのロックファンにLM.Cの音楽を強く印象づけたことで、今回のLM.Cの訪米は大きな成功と言っていいだろう。
LM.Cは今回のロサンゼルス訪問に加えて、今年は韓国と台湾でもライブを成功させている。さらに来年には、フランスでのライブ開催も既に決定している。
相次ぐ海外ライブの開催で、ワールドワイドな活躍がさらに広がりそうだ。
LM.C公式サイト /http://www.lovely-mocochang.com/
アニメエキスポ2008 /http://www.anime-expo.org/jp/