2007年に急逝した人気アニメーター、逢坂浩司さんの「仕事」をまとめたイラスト集『アニメーター逢坂浩司イラスト&ワークス』が、2008年9月24日に角川書店から発売される。 逢坂さんが関わった作品の版権イラストを中心に、デザイン画、原画、作画監督修正、レイアウトなどを幅広く収録する。 逢坂さんは1963年生まれ。アニメアールで谷口守泰さんに師事し、『機動戦士Vガンダム』、『機動武闘伝Gガンダム』のキャラクターデザインや『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』、『天空のエスカフローネ』の作画監督などで活躍した。 1998年に、南雅彦氏、川元利浩氏らとアニメ制作会社BONESを設立し、取締役に就任した。その後、BONES第一作の『機巧奇傅ヒヲウ戦記』や、『獣王星』でキャラクターデザインを担当したほか、アニメーターとして活躍したが2007年、癌により44歳の若さで急逝した。 一般のファンはもちろん、アニメ業界の人々から愛された逢坂さんを惜しむ声は大きく、逝去から2ヶ月後には杉並アニメーションミュージアムで、「追悼展示会アニメーター逢坂浩司展」が開催された。 この展示会はその後に、秋葉原の東京アニメセンター、京都国際マンガミュージアムでも開催されている。 今回の書籍は160ページ。原画はもちろん作画監督としても活躍した逢坂氏の仕事ぶりを伝える修正画や、なかなか表に出ないデザイン画などもたっぷり収録される。 奇しくも書籍の発売日は逢坂さんの一周忌にあたる。展示会に足を運べなかったファンも逢坂さんの足跡を辿ることができるだろう。角川書店 /http://www.kadokawa.co.jp/当サイトの関連記事/アメリカ人元プロデューサーからの逢坂浩司氏への追悼文
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