今年で13回を迎える「学生CGコンテスト」の受賞作品受賞作品展が、2月6日から国立新美術館で開催されるメディア芸術祭にて公開される。 学生CGコンテストは、コンピュータグラフィックス作品を通じて、若い才能の発掘と作品発表の場を提供することを目的として1995年からスタートしたものである。 今回は2007年7月から9月までの間、学生および前年度の卒業制作作品を対象に募集が行われ、応募総数は1195点だった。ジャンルによる内訳は静止画771作品、動画301作品、インタラクティブ部門123作品で、最優秀賞を含めそれぞれ8作品が入賞した。 審査委員長を務める多摩美術大学の原田大三郎教授は、総評で動画部門の充実を挙げる。アプリケーションとハードウェアの低価格化は確かに、技術的な敷居を低くしたが、それでも、立体や手描きで10分を越える力作が集まったことは学生自身の発想力や技術力、忍耐力を駆使した成果だと語る。 メディア芸術祭での受賞作品展は、入賞作品だけでなく、最終審査会に選出されたノミネート作品についても展示・上映を行う。 また静止画作品はパネル展示され、インタラクティブ部門はインスタレーション作品などを実際に体験することができる。さらに、動画部門の作品は会場内ディスプレイでの上映のほか、シアター形式で上映されるなど様々な方法で、受賞作品を体験できる。第13回 学生CGコンテスト/http://www.cgarts.or.jp/scg/2007/index.html文化庁メディア芸術祭会期 2008年2月6日(水)~2月17日(日) 2月12日(火)休館会場 国立新美術館 展示室2E /http://www.nact.jp/静止画部門 最優秀賞『captive julia』中山 雅紀 慶應義塾大学大学院 理工学研究科 開放環境科学専攻博士課程 4年動画部門 最優秀賞『迷走赤ずきん』pecoraped(西尾 都、杉殿 育恵)広島市立大学大学院 芸術学研究科 造形計画メディア造形 2年インタラクティブ部門 最優秀賞『ene-geometrix.02』関根 雅人 慶應義塾大学 環境情報学部 4年特別賞『inner blue』西村 伊央 多摩美術大学 美術学部情報デザイン学科 卒業
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