北九州で進む漫画ミュージアム構想 同人誌もフィールドに | アニメ!アニメ!

北九州で進む漫画ミュージアム構想 同人誌もフィールドに

 北九州市の構想する「北九州市漫画ミュージアム仮称)」が、実現に向けて前進している。北九州市は、同市が松本零士氏、畑中純氏、北条司氏など、日本を代表する数々のマンガ家を生み出してきたことから、マンガ文化の拠点となる公立施設を計画している。
 2007年に

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 北九州市の構想する「北九州市漫画ミュージアム仮称)」が、実現に向けて前進している。北九州市は、同市が松本零士氏、畑中純氏、北条司氏など、日本を代表する数々のマンガ家を生み出してきたことから、マンガ文化の拠点となる公立施設を計画している。
 2007年には、この施設を「北九州市漫画ミュージアム」と仮称し、基本コンセプト検討委員会を設けて、事業の実現性に向けた検討を開始した。

 (仮称)北九州市漫画ミュージアム基本コンセプト検討委員会の委員長には、マンガ家松本零士氏が委員長となっているほか、『まんだら屋の良太』で知られる畑中純氏や地元の漫画史研究の専門家や同人誌団体の代表、文化や行政の関係者が参加している。
 2007年には2回の委員会が開催され、全体の方向性が検討されている。そのなかでは、特定の作品に特化しない、ハイテクに寄りかかり過ぎないといった意見が出されている。さらに双方向性を持った機能や同人誌文化との関わりかたなどにもふれている。

 現在、公立のマンガ関連施設では、京都市が運営する京都国際マンガミュージアムがよく知られている。また、マンガを専門研究領域のひとつに定めた川崎市民ミュージアムも、マンガ関連の魅力的な展覧会プログラム数多く企画している。
 北九州市のマンガミュージアムが完成すれば、こうした施設に次ぐ総合型のマンガ施設になりそうだ。具体的な開設時期や予算などには、現在は言及されていないが、北九州市の動きは今後も注目である。

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北九州市 /http://www.city.kitakyushu.jp/
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