ティム・バートン ディズニーで3D版「不思議な国のアリス」制作 | アニメ!アニメ!

ティム・バートン ディズニーで3D版「不思議な国のアリス」制作

 米国の複数のメディアの報道によれば、『バットマン』や『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などで知られるティム・バートン監督が、ウォルト・ディズニーのもと2つの3D技術を利用した映画を監督することが明らかになった。ひとつが『不思議な国のアリス』、もう

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 米国の複数のメディアの報道によれば、『バットマン』や『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などで知られるティム・バートン監督が、ウォルト・ディズニーのもと2つの3D技術を利用した映画を監督することが明らかになった。ひとつが『不思議な国のアリス』、もうひとつが『フランケンウィニー』である。

 『不思議の国のアリス』はルイス・キャロルの名作ファンタジーとして世界的によく知られている。1953年にもウォルト・ディズニーらの手でセルアニメーション『ふしぎの国のアリス』として映画化され、名作アニメーションとなっている。
 モーションキャプチャを利用した3D映像となるバートン版『不思議な国のアリス』にも大きな注目が集まるだろう。作品の脚本には『ライオンキング』や『美女と野獣』のリンダ・ウールヴァートンさんが決まっているとされる。
 また、『フランケンウィニー』は1984年のバートン監督の制作した短編映画を基に、3Dとストップモーションアニメーションを組み合わせた作品になる。物語は往年のホラー映画『フランケンシュタイン』のオマージュとなっている。

 バートン監督は、その作品が大衆的な人気を得る一方で、カルト的な作品と見なされることも多い。また映画史やポップカルチャー史のなかのカルト的なアイコンに、強く惹かれる傾向がある。
 初期の『バットマンシリーズ』や、実現しなかったが『ゴジラ』映画のリメイクを作りたがっていたという逸話がそうした代表例でる。
 現在の最新作は、往年の大ヒットロンドンミュージカルを映画化した『スウィニー・トッド』である。悲劇的主人公である殺人鬼、それに人肉パイといった猟奇的なシチュエーションは、バートン好みといえる。こちらはパラマウントとドリームワークスの映画である。『不思議な国のアリス』と『フランケンウィニー』は、これに続く劇場作品となると見られる。

 今回気になるのは、作品がディズニーの3Dチームにより制作されることである。同社のアニメーション事業はピクサーとの統合後、3Dアニメーションからの撤退、2Dアニメーションへの復帰もあるとされていた。
 しかし、もし今回の映画を旧ディズニーの3Dアニメーションチームが制作するとすれば『ルイスと未来泥棒』以後も、ディズニーの3Dアニメーションは存続することになる。

ディズニー公式サイト /http://www.disney.co.jp/
《animeanime》
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