ひとつの巨大スーパーコピューターでなく、インターネットでつながった個人のPCを利用して、膨大な演算処理を行う分散コンピューティングが広がっている。 分散コンピューティングでは、多数の個人PCをネットでつなぎ、作業を分担することで、実現が難しかった多くのプロジェクトを行っている。その範囲は地球外生命体の探索から、遺伝子解析、暗号解読にまで及ぶ。 この分散コンピューティングでデジタルハイビジョンアニメを制作するプロジェクトを、NTTデータとWHIRLWIND、イージアの3社が行う。このプロジェクトでは、約30秒程度のデジタルハイビジョンに対応したホラーアニメ『The Bride』のパイロット映像を制作する。 作品は幻想的な洋館内で展開されるが、アニメーションのレンダリング作業を個々のパソコンに分散させることで、この洋館内の画像を様々な角度で見たリアルな背景として表現する。制作した映像は上映会で紹介するほか、インターネットでも配信を行う。 分散コンピューティングには、NTTデータ運営する「cell computing βirth/セルコンピューティングバース」を利用する。 NTTデータとWHIRLWIND、イージアの3社は、現在「デジタルハイビジョン環境におけるアニメーションの研究と実証」でこのプロジェクトの参加者を募集している。 今回のプロジェクトは実証研究の一環であるが、新しいアニメ制作方法として実際の可能性がありそうだ。 現在CGアニメーションの映像が高度化して、そのコストが上がっている。こうした作品制作に、作品への帰属意識の強いアニメやゲームのファンに協力を呼びかけることは可能でないだろうか。ファンの協力による高度なレンダリングの実現は、かなり広範囲の分散コンピューティングのネットワークを構築出来そうだ。また夢を感じさせないだろうか。デジタルハイビジョン環境におけるアニメーションの研究と実証/http://www.hd-animation.jp/cell computing βirth/セルコンピューティングバース/http://www.cellcomputing.net/simple/
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