まず成田さんはVIZメディアのビジネスを通じて、アメリカのコンテンツ事情を説明した。VIZは小学館の子会社として1986年に設立され、現在の形になったのは集英社の資本が入った2003年である。2007年の1月にはパリにVIZ Media Europe を設立し、ヨーロッパでの拠点も設立している。 アメリカ西海岸には、マンガ翻訳出版会社が多くあるが、そのほとんどは日本からのライセンスを受けての業務である。しかしVIZは小学館、小学館プロダクション、集英社といった資本参加の下で、オールライツで統合的なメディア展開がをしているのが強みである。