6月16日、秋葉原にある「ジーストア・アキバ」5Fに、フィギュアやドールの楽しみ方を伝えるコンセプトドールショップ「リトルワールド」が新たにオープンした。 同店のコンセプトは、初心者向けにフィギュアやドールの楽しみ方を伝えるというもの。コンセプトプランナーの津田さんは「フィギュアの遊び方を提案していきたい」と語る。 店内には「お披露目コーナー」を設置し、カスタムドールを飾るスペースや、撮影用のジオラマスペースが用意されている。ユーザーはそれぞれの衣装や小物を揃えた自分のドールを持ってきて展示したり撮影ができる。 また、コスプレのオーダーメイドを行っている「COSPATIO」の協力で、ドール用のコスチュームや小物造形を承る。既成の衣装では飽き足らないが、自作は難しい人にとっては嬉しいシステムだ。オーダーメイドでは予算に応じた制作も引き受ける。 ドールの遊び方については、オピニオンリーダーのベガさんを招いて、7月上旬からインターネットラジオ「音泉」でドールやフィギュアについての情報番組をスタートさせる。 また、秋葉原総合情報ウェブサイト「アキバOS」と提携し、画像を補完するブログを開始する予定だ。番組では、「ウィッグの手入れなどの、ドールを扱うちょっとした工夫やグッズ製作の提案などを話していきたい」としている。 ジーストア・アキバ店長の田原さんは「自分自身、プラモデルからドールに移動してきたので、経験に沿った提案ができると思う。自分自身が楽しめる商品の提案もしていきたい」と語る。 キャラクターフィギュアの人気はこの数年で、商品点数と市場規模が急速に拡大した。それに応じて、第二の市場としてドールの人気も高まってきている。ドールとフィギュアの最も大きな違いはカスタマイズが可能な点である。ドールのベテランユーザーの中にはコスプレイヤーも多いという。これは衣装の制作という点で共通する楽しみがあるためだという。この自由度の高さは魅力である反面、新規ユーザーにとっては遊び方についての当惑を誘う。この店はそんな入門者の手助けとして、ユーザー拡大に大きな役割を果たすだろう。 ベガさん「どこが楽しいのかという興味から入ってほしい。周りの目や評価はすでに変わり始めている。一度、店で見て触ってみてほしい」と語る。【日詰明嘉】ジーストア /http://www.geestore.com/