劇場版「NARUTO」米国160館で上映イベント(4/25) | アニメ!アニメ!

劇場版「NARUTO」米国160館で上映イベント(4/25)

 米国で『NARUTO』のマンガとアニメのライセンス管理をするVIZメディアは、6月6日に劇場映画『劇場版NARUTO大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』の特別上映イベントを米国で行なう。 
 この特別上映は通常のロードショウ公開ではなく、米国の主要都市を中心に160の劇場

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 米国で『NARUTO』のマンガとアニメのライセンス管理をするVIZメディアは、6月6日に劇場映画『劇場版NARUTO大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』の特別上映イベントを米国で行なう。 
 この特別上映は通常のロードショウ公開ではなく、米国の主要都市を中心に160の劇場で同時に作品を上映するイベント形式となっている。3000館規模の上映が一般的な米国メジャースタジオによるアニメーション映画のロードショー公開には及ばないが、米国以外の劇場アニメーション作品が160館規模の劇場で上映されるのは異例のことである。

 日本アニメは米国で人気が高いとされるが、そのなかで劇場興行はビジネス的に日本アニメが最も苦手とする弱い部分である。全米公開された作品は、これまでごく少数しかない。
 それは全米規模の劇場公開は宣伝などに資金がかかり、事業としてのリスクも高いためである。さらに劇場配給網の多くは、米国の大手メディアコングロマットが握っており、日本のアニメは有利な条件で配給を行い難いという状況もある。

 このため今回の上映も劇場興行というよりも、むしろ全国規模のファンイベントの色彩が濃い。ファンイベントとすると160館は極めて大規模で、『NARUTO』の高い人気に支えられているといえるだろう。
 また、イベントはファンの作品へのロイヤリティーを高めることが目的となるだろう。さらに今後発売する『大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』の宣伝の一環ともなる。
 こうしたイベント形式の集中的な劇場アニメの上映会は、昨年秋にファニメーションが『鋼の錬金術師 シャンバラを往く者』で行ったことがある。こちらは大きな成功を収めて、DVD販売も好調であった。

 映画上映がイベントであったとしても、こうしたケースが増え劇場への観客動員が順調に増えることが確かめられれば、今後の本格的な劇場公開につながる可能性はある。
 そうした点で、こうした上映活動は、今後の日本アニメの劇場展開に大きな意味を持っている。

VIZメディア /http://www.viz.com/
 
/NARUTO公式サイト(日本) 

《animeanime》
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