『スカルマン』は1970年に掲載された石ノ森章太郎さんの中編が原作で、『仮面ライダー』の原型となったことでも知られている。 今回、原作の雰囲気を踏まえながらも、キャラクター造形や舞台設定を“もう一つの現代日本”として構成した。画面のいたるところに“昭和的な”雰囲気を残してあるという。アニメーション制作はヒットメーカーボンズが行う。 今回のステージには、もりたけし監督、シリーズ構成やスカルマンなどのデザインを担当した出渕裕さん、御子神隼人役の保村 真さんが登場した。 このほか、パンフレットで予告されていた「シークレットゲスト」として、フジテレビブースでも人気を集めていたスカルマン「本人」も姿を現した。 トークは終始和やかで、のびのびとした調子で行われた。業界ベテランのもり監督と出渕さんは、意外にも本作が初めての仕事となるが、息もぴったりで会場を沸かせた。 主演の保村さんは、そんな二人によくからかわれ、スカルマンにも脅かされ(?)るなど、たじたじの様子だ。会場に集まったファンの約半数は保村さんファンの女性達で、そんな様子に大きな嬌声が上がった。 出渕さんは脚本の約1/3を担当するが、放送前に展開を言うのは楽しみを奪ってしまうとのことで、スカルマンのスーツデザインについての制作裏話を披露した。 丹念に作りこまれたスーツは、ティムバートンの「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」をイメージしたという非常に細身のデザインになっている。ガイコツの部分については出渕さんの特徴的なデザイン、通称「出渕穴(ブチアナ)」を造形スタッフが自ら作ってしまうほど、呼吸のあった現場の雰囲気であるという。 もり監督は、実写版「スカルマン~闇の序章」(4月21日深夜放送予定)について、世界観を広げるために比較的幅の広い解釈で撮影してもらったと語る。 この実写版「スカルマン 闇の序章」はアニメ版の「0話」的な位置づけとなる。ファンはアニメ開始前からチェックすることをオススメする。 ©2007 石ノ森章太郎/スカルマン製作委員会 保村さんは「どんどん話が面白くなっていくので見逃せません」とアピール。もり監督は「お互いに尊敬しているクリエイターが集まって作った。13話の制作に時間を十分に取ってもらったので安心して見て欲しい(笑)」と順調な制作ぶりを語った。 また、放送開始日の前日、4/27(金)19:30~から、新宿のロフトプラスワンで、「スカルマン前夜祭 Skull Night 」と題した、スペシャルイベントも開催される。出演は今回同様、もりたけし監督、出渕裕さん、スカルマンの予定で、直前ならではの制作秘話が語られるようである。 放送はフジテレビで2007年4月28日(土)から、深夜帯での放送となる。また大阪、名古屋地区、BSフジでも予定されている。(日詰明嘉)スカルマン公式サイト /http://www.skullman.jp/ ©2007 石ノ森章太郎/スカルマン製作委員会当サイトのTAF2007特集はこちら/
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