大手通信会社時事通信社の報道によると、人気マンガ雑誌の月刊少年ジャンプが6月6日の7月号で休刊する。 休刊の理由は発行部数がピーク時の3割程度に落ち込んでいるためとしており、今年の秋に新雑誌を創刊する方針と伝えている。 月刊少年ジャンプは、人気マンガ雑誌の少年ジャンプの姉妹誌として1969年に集英社が創刊した。連載作品には今春からのテレビアニメ化が決定している八木教広さんの『クレイモア』やテレビアニメとタイアップする『冒険王ビィト』などの人気マンガも数多い。また月刊およそ40万部の発行部数は月刊マンガ誌としてはかなりの規模となっている。 それにもにもかかわらず休刊するのは、これまでの販売実績や週刊少年ジャンプやライバル誌の月刊少年マガジンとの販売実績の比較による相対的なものといえる。 社団法人日本雑誌協会のJMPAマガジンデータによれば、月刊少年ジャンプの発行部数はおよそ38万部(印刷証明数付)である。同じ月刊マンガ誌のライバル誌月刊少年マガジンはおよそ99万部(印刷証明数付)となっている。 しかし、これが週刊誌となると週刊少年ジャンプが284万部、週刊少年マガジン215万部と逆転している。こうした状況を考えて、集英社が月刊少年雑誌の販売がもっと伸びるだろうと判断したと思われる。 今秋創刊されるとする新雑誌は人気連載の多くを引き継ぐ一方で、こうした点を踏まえた積極的なマーケティングが行なわれそうだ。/時事ドッコム /月刊少年ジャンプが休刊 /集英社 /月刊少年ジャンプ公式サイト /社団法人 日本雑誌協会
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