三鷹の森ジブリ美術館を運営する財団法人徳間記念アニメーション文化財団は、平成18年度の国内外のアニメーション文化研究調査の助成対象研究活動を募集している。 この助成金は徳間記念アニメーション文化財団が、アニメーション文化の理解と発展のために行なっているものである。毎年、大学や研究機関などで、国内外におけるアニメーション文化に関する調査研究を行なう35歳以下の研究家に対して行なわれている。 助成対象はアニメーション文化に関する領域全般だが、特定のアニメーション作品に対する評論などは助成の対象外である。助成が認められた場合は、1研究につきおよそ30万円を上限に研究調査費が助成される。 助成希望者は期限内に調査研究計画書などを提出し、助成を受けた場合は平成19年9月30日までに調査成果をまとめる必要がある。募集は既に始まっており、1月31日が応募の締め切りとなる。 徳間記念アニメーション文化財団のアニメーション研究の助成は、平成15年度から始まっている。今回で4回目を迎えるが、毎年2つから3つの研究が助成対象に選ばれている。 これまでの助成研究には、アニメーション演出や海外普及(翻訳や紹介)に関わるものが多い。また、アニメーション制作現場の問題などもあり、アニメーション文化に関わる幅広い研究が対象になっていることがわかる。 国内には学術研究に対する助成金制度は少なくないが、アニメーション文化だけを扱うものはこの徳間記念アニメーション文化財団だけである。 また、助成対象に大学・大学院在籍者だけでなく博物館や図書館の職員なども含まれている。これは、アニメーション文化の広がりを考慮したものだと言えるだろう。詳細は三鷹市及び三鷹の森ジブリ美術館のサイトで確認ください。/三鷹の森ジブリ美術館 /三鷹の森ジブリ美術館でアニメーション文化の研究者を助成 /三鷹市 /財団法人徳間記念アニメーション文化財団 /平成19年度アニメーション文化活動奨励助成制度についてこれまでの助成研究報告書一覧平成17年度 「アニメーターを主としたアニメ制作者の労働実態に関する現場調査」 大橋雅央 「ドイツにおける日本アニメーションの映像翻訳に関する調査研究」 梅崎麻衣 平成16年度「1928-45年におけるアニメーションの言説調査および分析」 佐野明子 「韓国における日本のアニメーションの受容に関する一考察」 朴紀 平成15年度 「アニメ翻訳の問題点と方法論」 ダミアーニ花田麻里子 「アニメーションのリアリティに関する調査研究―光とかげの描写技法の調査―」 久保友香 「アニメーション監督におけるキャリアと演出方法との関係について」 磯部正義
“遊郭”ってどんなところ? アニメの舞台にもなる“吉原”“遊女”などの実態を解説した書籍「江戸の色町」が重版 2021.12.3 Fri 11:15 『鬼滅の刃』『さくらん』『江戸モアゼル』をはじめ様々なマン…