GyaOを通じてインターネットでの番組無料配信を行うUSENは、全く新しいマンガコンテンツを放映する「コミックス」チャンネルを8月25日から開始した。 コミックスチャンネルでは、これまでにない新ジャンルの漫画コンテンツ「モーション・コミックス」を提供する。GyaOは、これと別に既にアニメチャンネルやゲームチャンネルを配信している。 モーション・コミックスとはマンガをデータに取り込み、フラッシュ制作で再構築したものである。コマ割りのスピード感に併せた効果音やBGM、声優によるセリフなどを組み込み、マンガを利用した新しい映像表現として提供する。 原作マンガの迫力を活かしながら音と動きを兼ね備えた、全く新しいマンガコンテンツとなる。 8月25日から提供されるのは、マンガ雑誌『週刊コミックバンチ』が提供する『天の覇王北斗の拳ラオウ外伝』や『ブレイブストーリー-新説-』などの5作品である。当初は試験的にそれぞれ5作品分が配信される。 USENは「コミックス」チャンネルの開始で、マンガファンのGyaOの利用や視聴時間の拡大を目指す。また、同時にマンガ単行本の売上拡大や作品の認知度向上も期待しているという。 GyaOがマンガにアニメ的な演出を加えてインターネット配信を行う一方で、携帯の世界ではアニメ作品をマンガスタイルにして、静止画の連続としてみるコンテンツが人気を集めている。 現段階ではそれぞれの機能上の制約もあり、携帯ではマンガスタイル、インターネットでは動画スタイルがより好まれるコンテンツとなっている。 そうしたなかで携帯向けにアニメをマンガ化する動きと、インターネット向けにマンガをアニメ的に見せる動きが同時に進んでいるといえるだろう。それは、競争の激しい両市場でコンテンツの有効活用をしたいという思惑がある。 これらが、今後独自の表現スタイルとして進化していくのか、それとも時代の変化のずれの中で埋まれた徒花なのかはわからない。しかし、携帯とインターネットの間で、マンガとアニメの融合が進むという状況が起きている。/GyaO /コミックスチャンネル /USEN
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