2006年ヴェネチア建築展 故杉浦日向子さんも(1/28) | アニメ!アニメ!

2006年ヴェネチア建築展 故杉浦日向子さんも(1/28)

 一昨年、秋葉原を中心に「OTAKU」をテーマにした企画展を開催して大きな話題を呼んだヴィネチア・ビエンナーレ建築展日本館の今年のコミッショナーとテーマが決定した。
 その日本館のテーマは、「誰も知らない日本の建築と都市 -シュールリアリズム建築と都市の無意

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 一昨年、秋葉原を中心に「OTAKU」をテーマにした企画展を開催して大きな話題を呼んだヴィネチア・ビエンナーレ建築展日本館の今年のコミッショナーとテーマが決定した。
 その日本館のテーマは、「誰も知らない日本の建築と都市 -シュールリアリズム建築と都市の無意識-」。東京大学教授で建築家・建築史家の藤森照信氏が、コミッショナーとして、同氏を中心に長年活動をしてきた路上観察学会の活動を取り上げる。今年の10回目を迎える建築展は、本年9月から11月に、イタリアベネチアで開催される。

 
 企画展の出品者は藤森氏を含む路上観察学会の6人のメンバーが選ばれているが、その中に、昨年7月に故人となった人気マンガ家の杉浦日向子氏の名前も見える。
 どのような形での出品が実現するかは判らないが、江戸風俗に詳しかった杉浦氏が企画展に大きく貢献するだろう。また、企画展の参加が杉浦氏の遺作のひとつともなり、貴重な企画展になりそうだ。

 ヴィネチア・ビエンナーレ建築展は、現代美術のオリンピックと言われるヴィネチア・ビエンナーレ美術展の関連企画。2~3年に一度、開催される。各国がそれぞれテーマを決めて企画展を開催し、競合うのが特色である。
 コペティション形式の美術展には賛否両論があるが、競争が激しいだけに各国とも時代の最先端トレンドを取り入れた企画展が多く、大きな盛り上がりをみせる。

 そう考えると、2004年建築展の日本館のテーマ「OTAKU」や「萌え」は、現在のアキバブームを先取りしていたとも言えそうである。今回のテーマは、前回とは打って変わって路上観察。
 企画展に杉浦氏のマンガ作品が展示されるかどうかは判らない。しかし、前回の「OTAKU」にも、今回の「路上観察」にもマンガカルチャーが関わっていることは、面白いといえるのでないだろうか。

/ヴィネチア・ビエンナーレ公式サイト 
/ヴィネチア・ビエンナーレ建築展10回 日本館概要 

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