毎年世界各国の優れたアニメーションを紹介しているラピュタアニメーションフェスティバルでは、「ユーリ・ノルシュテイン/アニメーションを作るという事」というワークショップを開催する。ワークショップは11月17日から29日の予定で東京・阿佐ヶ谷で行われる。 ユーリ・ノルシュテインは、ロシアを代表するアニメーション作家で『話の中の話』、『霧の中のハリネズミ』などの作品で知られている。 驚かされるのは、このワークショップがなんと10日間連続ワークショップとなっていることだ。タイムスケジュールを見ると、途中3日間の休みを挟むとはいえ朝10時半から夕方18時まで休みのないスケジュールで10日間である。 アニメーション分野に関わらず、近年、優れたクリエーターが若い才能に対して直接指導するワークショップが増えている。しかし、その多くは1日から長くて1週間程度となっている。ワークショップの教育効果は短期間に集中ということだが、それでも一週間以上の期間があったほうがより効果的な教育が可能である。そうした面で今回のワークショップの価値は非常に価値の高いものであろう。こうしたワークショップを開く主催者とそれを引き受けるユーリ・ノルシュテインの度量に驚かされる。 実際のワークショップを受けられる受講生は、9月30日締切の提出書類により決まる。ワークショップの定員は50名となっており、うち12名がノルシュテインから直接の指導を受けることが出来る。 また、この企画とは別に、11月15日にノルシュテインによる1日ワークショップも用意されている。なお映画祭の上映企画は、主催者側の都合により来年3月に延期されている。/ラピュタアニメーションフェスティバル /ユーリ・ノルシュテイン10日間連続ワークショップ
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