往年の人気アニメ『銀河鉄道999』の実写映画化の企画が進んでいる。米国のアジア映画の情報サイトのカンフーシネマによると、香港資本のJCEエンターテイメントとジェフ・ラウ監督が組んで松本零士氏原作の『銀河鉄道999』を元に『ギャラクシー・プリンセス』と題したSF映画の計画が進められている。 製作規模は3000万香港ドル(約6億5000万円)で、今年の8月には中国本土で撮影に入り、2006年の早い時期に公開を目指している。 近年、ハリウッドによる日本のエンターテイメント原作へのアプローチが言われているが、アジア地域でもまた日本の豊富な漫画やアニメといったものが注目されている。その最も大規模なものが、今週末6月23日から香港資本の実写映画として中国、台湾、香港、マレーシアで公開されるしげの秀一氏原作の『頭文字D』であろう。 『頭文字D』の公開は製作発表から1年足らず、計画の公表、撮影開始から1年あまりしかたっていない。欧米のメジャー映画とは異なるスピード経営といった感覚がある。こうした素早い動きは単に映画コスト削減のためだけでなく、アジアの映画市場のダイナミズムも背景にあるだろう。 また、監督や俳優の起用についても『頭文字D』では、台湾の人気スター周傑倫などアジア映画でなら可能な豪華な顔ぶれで大ヒットを狙うことが出来る。日本原作の映画化というと米国に目を向けがちだが、こうしたスピード経営や潜在的な市場人口を考えると、今後はアジアにおける日本原作の利用も重要になってくるに違いない。KOUG FU CINEMAの記事 /Live-action 'Galaxy Express 999' coming, HK style(情報元 /アニメニューズネットワーク)
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