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米国アダルトスイム 視聴率新記録を達成

 米国のコミック・アニメの情報サイトICV2によると、米国の大手アニメ専門チャンネルとして知られるアダルトスイムが商業ケーブルテレビの視聴率新記録を達成した。月間視聴率の史上最高を記録したのは、本年4月期(3/28から4/24)の18歳から34歳、18歳から24歳、18歳

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 米国のコミック・アニメの情報サイトICV2によると、米国の大手アニメ専門チャンネルとして知られるアダルトスイムが商業ケーブルテレビの視聴率新記録を達成した。月間視聴率の史上最高を記録したのは、本年4月期(3/28から4/24)の18歳から34歳、18歳から24歳、18歳から24歳男性の3部門である。この結果アダルトスイムは、商業ケーブルテレビの若い層でのNO.1の位置を保っている。一方、18歳から49歳部門では第3位に留まっている。
 しかし、今回の視聴率押し上げに貢献した作品群はアダルトスイムの主要な放映作品である日本アニメ作品ではなく、米国作品の『Family Guy』、『 Futurama 』、『 Robot Chicken』などの米国の作品である。
 また、アダルトスイムと同じチャンネルを時間帯で分けて放映されるカートゥーンネットワークの視聴率も極めて好調であるという。特に、日本アニメが過半数を占める土曜の夜のトゥーンアミブロックが9歳から14歳部門を中心に好調であるとしている。

 米国のアダルトスイムの好調さは、従来の一般の大人はアニメ(カートゥーン)を観ないとされて来た米国人の習慣がしだいに壊れつつあることを示している。これは、マニア市場や大人向けのアニメ作品に強みを持つ日本企業に取り、市場拡大という面で良い兆候である。
 しかし、こうした市場拡大の中で日本の作品並みに米国作品が人気を呼んでいることは注目される。市場拡大と共に米国企業がこの市場の可能性に着目することで、大人向けアニメ(カートゥーンを含む)市場での日本のシェアが将来的に縮小するかもしれないからだ。
 こうした事情は子供向けのアニメ市場でも同様で、日本アニメの受ける要素を取り入れた米国作品は今後も増えるだろう。そうした作品は、日本アニメの真似を超えた人気を獲得する可能性も高い。先日、東京国際アニメファアの『海外からみた日本のアニメ』と題したパネルの中で、カートゥーンネットワークでバイヤーを務めるテリー・カレギアン氏が「日本アニメと日本テイスト入れた現地向けのアニメとどちらが視聴者に好まれるか」といった質問に対して、「日本テイスト入れた現地向けのアニメだ」と断言されたことが思い出される。 

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《animeanime》
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