今川泰宏監督の平成版『鉄人28号』である。こりゃ~面白いぜ!ってな感じです。 『Gガンダム』、『ジャイアントロボthe animation』なんて作品でカルトな人気を誇る今川泰宏監督の作品だから最初から期待はしていた。でも、当初は今川監督にしては、まじめすぎ、普通過ぎって思って物足らなかったんだな。やっぱ、ファンが今川監督に期待するのは、東方不敗が「なぜ、生き返ったは問題でない。現に私はここにいる!」と言ってのけてしまう、常識無視の悪乗りなんだな。 それを、考えると鉄人28号は堅すぎかなって。 ところが、11話「超人間・ケリーの最後」には参った。悪乗りがなくて面白いんだな。まじに泣ける、これは後編で前編の「謎の超人間ケリー」と合わせても55分ぐらいしかない時間に、物語が見事にまとめられて完成している。 考えたらここででて来る、社会から疎外され理解されずに暴走するケリーって、例えば『聖戦士ダンバイン』のハイパー・ジェリルや『Gガンダム』の東方不敗、『ジィアントロボ』の幻夜と底に流れるものが一緒なんだね。 実は、奇想天外、大暴走の今川監督はヒューマンドラマの語り手でもあったことを再発見させてくれた貴重な作品でした。
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