3Dの美しさに感動!「ダンまち」最新ゲーム「ダンクロ」の感想を原作者・大森藤ノに聞いてみた | アニメ!アニメ!

3Dの美しさに感動!「ダンまち」最新ゲーム「ダンクロ」の感想を原作者・大森藤ノに聞いてみた

バトルアクションRPG『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか バトル・クロニクル(ダンクロ)』。全世界300万ダウンロード以上の人気を博しており、原作者の大森藤ノ先生自身もX(旧Twitter)で日々のプレイ模様を発信しています。今回は、大森藤ノ先生に『ダンクロ』の感想を伺いました。

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(C)大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会
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シリーズ累計1,500万部を突破する大森藤ノのライトノベル『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ダンまち)』を原作としたバトルアクションRPG『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか バトル・クロニクル(ダンクロ)』が、8月24日にリリースされました。

本作は『ダンまち』シリーズの最新ゲームで、アニメのような3Dグラフィックスで、ベルたち冒険者の活躍を追体験できるアクションRPGです。多彩な攻撃手段やコマンドによる必殺技など、爽快感あるアクションが楽しめます。本編ストーリー以外にも、対戦型コンテンツや育成機能なども充実しています。

今では、全世界300万ダウンロード以上の人気を博しており、原作者の大森藤ノ先生自身もX(旧Twitter)で日々のプレイ模様を発信しています。今回は、大森藤ノ先生に『ダンクロ』の感想を伺いました。

ダンまち バトル・クロニクル公式サイト


■大画面でプレイしたくなるほど3Dが美しい

――『ダンクロ』を実際にプレイされてみていかがですか?

非常にやりがいがあります。正直に言うと、私はアクションゲームには慣れていないので、時折キラーアントに突っ込んでやられたりと少し難しい場面もありました。とくに、ゴライアス戦のハードモードは倒すのが難しくて、属性だったり相手の攻撃パターンを考えないといけません。ゴライアスが絶妙のタイミングで回復するのは本当に嫌らしい設定で「こんな設定、誰が考えたんだ!」と思ったら自分でした(笑)。

しっかりとプレイスキルを磨かないといけないので、ベルたち冒険者の大変さを感じることができたし、没入感が非常に高いと思います。でも、私は冒険者にはなれないなぁと感じました。

あと、アニメ第1期の最終話にあたる「眷族の物語<ファミリア・ミィス>」が終わった後、そこでスタッフロールが流れたときは非常に感動しましたね。スマホの小さな画面で見てしまったのが少し惜しかったくらい。『ダンクロ』はPCでもプレイできますが、私はPCでのコントローラー操作が絶望的に下手なのが悔やまれます。

――たしかに、このゲームはプレイ難易度の調整がしっかりしており、戦略的に考えながら戦う必要がありますよね。

そうですね。オンラインRPGでは、いわゆる「タンク」と呼ばれるキャラクターが重要だと思いますが、『ダンクロ』もそれを尊重してくれていることに感動しました。他のゲームではごり押しが効果的でディフェンスが軽視されることってあると思うんですけど、このゲームではディフェンスロールのキャラクターも重要で、嬉しいポイントでした。「ガレスが必須なの!?」みたいな(笑)。多くのキャラクターが大事にされていると感じることができ、原作者としても嬉しかったです。

――原作者から見ても、原作愛を感じさせるゲームになっているのですね。

とくに3Dモーションの美しさには感動しています。戦闘中にアシストを発動するのも好きで、シルのアシストなど、可愛くて何度も使っちゃいますね。ベルの勝利時のガッツポーズやヘスティアの可愛らしいポージングも素晴らしいですし、さまざまな決めポーズが3Dモーションで丁寧に表現されていました。キャラクターに焦点を当てたゲームとして、こうした要素に力を入れてくれることは嬉しいですね。

――カメラが動いて、どんな角度からでも可愛く映りますよね。アニメパートと3Dパートの切り替えもシームレスで違和感を感じません。

そうですね。3Dとアニメの融合が素晴らしいと思います。さまざまな角度からキャラクターを見られるのも楽しく、キャラクターの衣装がどのようになっているのか、新たな発見があるほど刺激を受けました。

――ガチャ演出はどうですか?

ガチャ演出は非常に感動的でした。とくにアイズが登場するときの確定演出は素晴らしいです。アイズがベルを助けに飛んできて、ベルがばつが悪そうに視線を逸らす様子が可愛くて、ベルらしい雰囲気がしっかりと表現されています。『ダンまち』の物語の原点を大事にしてくださっているのだなと思いました。

■本編ではもう描けないキャラクターたちに会いたい

――今後実装してほしいイベントやキャラクターは?

個人的には、ハロウィンに力を入れてほしいと思っています。過去の『ダンまち』ゲームでは、ハロウィンが楽しいイベントでしたので、その期待があります。また、原作本編では登場しないキャラクターが実装されるといいですね

たとえば、『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オリオンの矢』のオリオンや、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~(ダンメモ)』で登場するアストレア・レコードのアストレア・ファミリアなど、再び『ダンクロ』の中で出会えたら嬉しいです。

――そのほか、今後『ダンクロ』に期待していることはありますか?

女性キャラクターの可愛らしさは3Dモーションで十分に伝わっているので、男性キャラクターにも期待しています。ベルやベートなどいくつかの男性キャラクターがすでに登場していますが、フレイヤ・ファミリアのアレンなどを想像すると楽しみです。また、ゼノスが登場した場合、どのような展開になるのかも気になります。ウィーネはアシストとして登場していますが、蜥蜴人(リザードマン)のリドが通常攻撃で炎を吐くのかなど、モーションについて想像するだけで楽しいです。

『ダンまち』本編19巻の台詞ではないですが、このゲームには「予想通り期待を超えるもの」になってくれたらと思っています。3Dカットのシーンも素晴らしいですし、私の予想もしない未知の要素を楽しみにしています。

■『ダンまち』10周年を迎えて

――『ダンまち』は今年で10周年を迎えました。この10年で様々なメディアミックス展開もされてきましたが、大森先生が自ら関わることも多かったと思います。作家として、そういう活動からインスパイアされたことは多いですか?

そうですね。常日頃から影響されています。アニメしかり、ゲームしかり。アニメに原作を超えられたと感じた時もありましたし、いつも刺激をもらっていますから、『ダンクロ』からもすでに良い刺激をもらっていると思います。

――大森先生は、常にどの企画にも全力で関わっていますね。

「後悔するくらいなら、全力で取り組んだ方がいい」というのは持論として持っています。自分の作品がアニメやゲームになるって、すごく光栄なことですし、そのことを忘れないために悔いのないようにしたいと思っています。

妥協してしまうと、その妥協は映像や文章として残ってしまいますし、ファンの方たちに頑張っている姿を見てほしいわけではないですが、頑張った分だけ喜んでくれるというのはわかってきました。だから、稼働できる範囲で全力を出そうといつも思っていますし、これからもそのスタンスは崩さないつもりです。

――最後に『ダンクロ』を楽しむファンのみなさんへメッセージをお願いします。

『ダンまち』好きならきっとニヤニヤできると思います。原作が好きな方は勿論、原作を知らない方にも、このゲームから『ダンまち』の魅力を味わってもらえたら嬉しいです。冒険するベルたちと一緒に、ぜひプレイしてみてください。

ダンまち バトル・クロニクル公式サイト

(C)大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち4製作委員会
《杉本穂高》
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