Disney+のオリジナルドラマ『ロキ』のシーズン2の最終話が11月10日より配信スタート。このたび、主人公・ロキの日本語吹替を務める平川大輔の新たなコメントが公開された。10年以上演じてきたロキへの思いを語っている。
ロキは『マイティ・ソー』シリーズや『アベンジャーズ／エンドゲーム』など、数多くのMCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）作品に登場するキャラクターである。
ドラマ『ロキ』は彼を主人公とした作品で、2021年にシーズン1を配信。時空を超えたロキが時間変異取締局（TVA）に捕まり、世界の時間を修復するミッションに協力する姿を描いた。
ロキは「裏切り王子」の愛称で世界中から愛されており、MCUでも屈指の人気を誇る。たとえば『マイティ・ソー』では、ヴィランとしてソーの命を狙ったと思いきや、『マイティ・ソー／ダークワールド』では亡き母の仇を取るためにソーとの共闘を決意するなど、敵か味方かわからないスリル感が観客を翻弄している。
ロキの吹き替えを10年以上担当してきた平川は「ドラマシリーズで出逢った仲間と友情や奇妙な関係性を育んでいく中で、ロキ自身もこれまでの自分とは異なる感情を覚えたり経験を積んだりしてきていると思います」と彼に変化が生じていることを語る。
『ロキ』シーズン2では世界の破滅を防ぐために奔走するという、ヒーローを彷彿とさせる展開もあることから、平川は「場合によってはヒーロー側に立つロキというのも見てみたい気もしますし、ここから改めてヴィランとして自らの欲望のままに突き進むロキというのも面白そうですね」と新たな未来に期待を膨らませた。
さらに「いずれにしても兄上（ソー）とはまた、クスリと笑えたり、ニヤリとしながら大きく頷いてしまうような関係性を見せてほしいです」とコメント。全世界のロキファンが望んでいる展開を平川も待ちわびている様子を見せる。
またソーを演じるクリス・ヘムズワースも「ロキはいつも善悪の境界線上を歩いていて、どちら側に行くのか分からないんだよ」と語っている。ロキはヴィランとして悪事を働き続けるのか、ヒーローとして生まれ変わるのか、今後の展開から目を離すことができない。
シーズン2は謎のタイムスリップ現象に見舞われたロキが、TVAのエージェントであるメビウスとともに解決の糸口を探っていく展開に。第5話ではTVAの仲間が自分の前から姿を消していく事態に陥り、「TVAを守りたい。独りは嫌だ」とヴィランらしからぬセリフを口にする場面も見られた。謎解きタイムトラベル・スリラーの結末を見届けたい。
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『ロキ』シーズン2
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