『スター・ウォーズ』実写オリジナルドラマシリーズ最新作『スター・ウォーズ:アソーカ』が、2023年8月23日より「Disney+」にて独占配信開始。今回、本作で初登場した新たなヴィランのベイラン・スコールを演じた大塚明夫から、“強さ”を表現する際のこだわりが明かされた。
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『スター・ウォーズ:アソーカ』は、アナキン・スカイウォーカーの唯一の弟子であり、伝説の“元ジェダイ”アソーカ・タノの物語を描いたオリジナルドラマシリーズ。
8月23日より「Disney+」にて1話&2話の配信が始まり話題を呼んでいるが、中でも注目を集めているのが、オレンジ色のライトセーバーを操り、圧倒的な強さを見せつける“元ジェダイ”にして新たなヴィランのベイラン・スコールだ。
そんなベイランを演じるのは、『ワンピース』の黒ひげ、『僕のヒーローアカデミア』のオール・フォー・ワン、『メタルギア』のソリッド・スネークなど、数々の作品の中でも圧倒的な強さを誇る“最強キャラクター”を多く演じてきた大塚明夫である。
大塚は“強さ”を表現することへのこだわりについて「声で強さを表現しようとすると、どこかに変な力みが出てしまうので、声でというよりは声を当てるキャラクターの“特性”を上手に拾い上げていくことを心掛けています」と明かす。
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「例えばスティーブン・セガールの吹替だと、ピンチにならないので常に冷静=横隔膜が上がってない、緩んだ状態、リラックスした状態で戦いに臨んでいる感じで演じています。アニメーションだと生身の演技とはまた違うので、あるカリカチュア(特徴の誇張)を施したりするのですが、強さを表現するとなるとキャラクターの“特性”によりますね」と、声だけでなく、そのキャラクターごとの“特性”を掴むことが重要であるという。
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本作で演じるベイランについては「個人的にベイランからは、どこかで寝返るんじゃないかという攻勢さというか、決して誰かの下について命令される人物ではなく、自らの意思で行動を決めていくというような想いを感じています」と分析した上で、「彼の掴めなさは、視聴者を引き付けるカギになると感じています」と、ただ力強くするだけでなく、その心情までをも感じ取って演じたことを語った。
『スター・ウォーズ:アソーカ』は、現在「Disney+」にて独占配信中。
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