7月28日はなにわの日です。
「な(7)に(2)わ(8)」の語呂合わせが由来で、大阪市浪速区が制定した記念日となっています。
アニメやゲームには、特定の地域で使われる方言を喋るキャラクターが数多く登場します。漫才やバラエティ番組などでお馴染みの関西弁をはじめ、登場人物たちが喋る方言はバラエティ豊か。共通語とは異なる言葉やアクセントを持つ方言は、作品を豊かに彩ります。
そこでアニメ!アニメ!では「“方言”キャラといえば?」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。7月11日から7月18日までのアンケート期間中に568人から回答を得ました。
男女比は男性約25パーセント、女性約75パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約70パーセント、20代が約20パーセントと若年層が中心でした。
目次
■関西弁、土佐弁、東北弁… 方言キャラもさまざま
第1位
1位は『名探偵コナン』の服部平次。支持率は約15パーセントで、2年連続トップとなりました。
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劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』(C)2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
「アニメで関西弁キャラは数多くいますが、平次ぐらいコテコテなのは他にはいないのでは? 関西人の私としても一番親しみのあるキャラで、幼馴染の和葉ちゃんとの夫婦漫才はとくに楽しいです」や「“オレの和葉に何さらしとんじゃ!!!”や“その手離したら、殺すで”など、方言の名台詞も多いから」と西の高校生探偵が今年もトップに。「コナンが平次に麻酔銃を使ったときに、語尾に“でんがな”を付ける下手な関西弁で喋っていて笑いました。そのせいで平次に新一だとばれてしまいましたが……」と関西弁が鍵を握るエピソードに触れた読者もいました。
第2位
2位は『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』の白膠木簓。支持率は約6パーセントで、こちらは2年連続の2位でした。
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「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima+」キービジュアル(C)『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima 製作委員会
「流暢な関西弁とお笑い芸人という職業がベストマッチ! いつもワチャワチャしている性格と、ラップでは一気にカッコ良くなるギャップも最高!!」や「CVの岩崎諒太さんが大阪生まれなので、しっくりと来る関西弁が気持ちいい!」とこちらも軽快な関西弁が人気。「関西弁で放たれるラップが『ヒプマイ』の世界の良いアクセントになっていて、作品の幅を広げていると思います。標準語を『関東弁』という歌詞も好き」とラップバトルも見どころのキャラが上位に入っています。
第3位
3位は『ディズニー ツイステッドワンダーランド』のエペル・フェルミエ。支持率は約5パーセントで、昨年の同率10位からトップ3に入りました。
■そのほかのコメントをご紹介!
『氷属性男子とクールな同僚女子』氷室くんには「普段は標準語ですが、心の中で独り言をつぶやくときは関西弁。冬月さんにキュンとしているのが可愛いです。関西弁をマネてみた冬月さんも素敵」。
『ボールルームへようこそ』赤城賀寿には「バリバリの上州弁が特徴で、原作者が群馬県出身ということもあり愛嬌が感じられます。妹の真子と上州弁で喧嘩するシーンも印象的です」。
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『ボールルームへようこそ』(C)竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ
『妖怪ウォッチ』コマさんには「素朴な人柄にピッタリな“ズラ”喋りがマネしたくなるぐらい好き。地元の岡山では廃れていた“もんげー”を全国区にした功績も讃えてほしい」。
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』古賀朋絵には「“いっちょんわからん”や“バリむか”の汎用性が高くて、思わず自分も使いたくなってしまうから」と最新作『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』が公開中のタイトルにも投票がありました。
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『妖怪ウォッチ♪ ジバニャンvsコマさん もんげー大決戦だニャン』ポスター(C)LEVEL-5/妖怪ウォッチ♪プロジェクト・テレビ東京
今回のアンケートでは関西弁を筆頭に、東北弁や土佐弁などさまざまな“方言”キャラが集結。特徴的な口癖のあるキャラクターも目立っています。
次ページのトップ20もぜひご覧ください!
■ランキングトップ10
[“方言”キャラといえば? 2023年版]
1位 服部平次 『名探偵コナン』
2位 白膠木簓 『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』
3位 エペル・フェルミエ 『ディズニー ツイステッドワンダーランド』
4位 坂本辰馬 『銀魂』
5位 宮侑 『ハイキュー!!』
6位 市丸ギン 『BLEACH』
7位 鳴子章吉 『弱虫ペダル』
8位 国木田花丸 『ラブライブ!サンシャイン!!』
9位 影片みか 『あんさんぶるスターズ!』
10位 禪院直哉 『呪術廻戦』
(回答期間:2023年7月11日~7月18日)
次ページ:ランキング20位まで公開
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※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。