「ガンダム 水星の魔女」今からでも追いつける! 作品を理解するための5つのキーワードと3つの伏線 | アニメ!アニメ!

「ガンダム 水星の魔女」今からでも追いつける! 作品を理解するための5つのキーワードと3つの伏線

秋アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を理解するための5つのキーワードと3つの伏線を紹介します。

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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』キービジュアル(C)創通・サンライズ・MBS
  • 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』キービジュアル(C)創通・サンライズ・MBS
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『ガンダム』シリーズのTVアニメーションとして7年ぶりとなる最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が現在放送中だ。新たな年号・A.S.(アド・ステラ)を舞台に、これまでとは一味違った切り口から『ガンダム』シリーズを描く本作。綿密に作り込まれた世界設定と魅力的なキャラクター、話を追うごとに明らかになっていく真実などが視聴者を魅了し、最新話が公開されるごとにSNS上では大きな反響を呼んでいる。

しかしその一方で、今作に対して「放映開始時は未チェックだった、これからなんとか物語に追いつきたい」という声も多く聞く。そこで今回、現在第6話まで放映された『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に対し、ここをおさえておけば今からでも楽しめる「5つのキーワード」「3つの伏線」を解説していこうと思う。これを読んで、今からでも『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を楽しむ方が増えたら光栄だ。

5つのキーワード

対立する「スペーシアンとアーシアン」

本作では、地球居住者をアーシアン、宇宙居住者をスペーシアンと呼んでいる。宇宙開発が進んだ本作の世界において、アーシアンはスペーシアンから労働力と税金を搾取される存在となっており、スペーシアンの中にはアーシアンに対して差別的な態度をとる者もいる。このため、スペーシアンに対して反感を抱いているアーシアンも多い。

圧倒的権力「ベネリットグループ」

モビルスーツ開発を行う企業が集まった企業グループ。明確な加盟企業数は明らかになっていないが、150社を超えることは確かだ。総裁であるデリング・レンブランが経営状況をチェックし、赤字を計上する企業はグループ内提携融資が打ち切られる。本グループ内でも高い売り上げを誇るトップ3の「ジェターク社」「グラスレー社」「ペイル社」は御三家と呼ばれ、強い影響力を持っている。

物語の舞台「アスティカシア高等専門学園」

本作の主人公、スレッタ・マーキュリーが通う高等教育機関。学内にはパイロット科、メカニック科、経営戦略科の三つの専科が存在している。運営をベネリットグループが行なっており、入学できるのはベネリットグループ内の企業に推薦を受けたもののみ。学内におけるカーストも推薦した企業のランクによって決まり、御三家推薦の生徒はカースト上位に君臨、同じ寮にて生活をしている。

勝者は総裁の娘と婚約!?「決闘」

アスティカシア高等専門学園の学生同士の私闘当事者は互いに賭けるものを決め、各々が持ち寄ったモビルスーツを使って文字通り決闘を行う。賭けられるものは金、権利、謝罪、婚約者など多岐にわたる。本決闘ではベネリットグループ総裁の娘、ミオリネ・レンブランとの婚約の権利もたびたび賭けの対象となり、決闘の勝者の中で最も優秀な生徒“ホルダー”は、ミオリネと婚約する権利を持つ。

未だ開発を続ける人も…「GUNDフォーマット」

ヴァナディース機関が開発した身体機能障害の補助を行う技術を、ヴァナディース機関に資金提供するオックス社が軍事転用したもの。パイロットの人体とリンクさせることで操作を行い、パイロットの身体に多大な負荷を与える。現在はモビルスーツ開発評議会が本フォーマットの開発を禁止しているが、開発を続ける技術者も存在し、”ヴァナディースの亡霊”と呼ばれている。御三家の一角であるペイル・テクノロジーズが開発したガンダム・ファラクトもこの”ヴァナディースの亡霊”によって開発された、GUNDフォーマット採用のモビルスーツとなっている。

3つの伏線

多くの謎が残る前日譚「PROLOGUE」

『水星の魔女』本編放送開始前に公開された、本作の前日譚にあたる作品。劇中のセリフから、本編の21年前を描いていることが推察される。GUNDフォーマットを採用したモビルスーツ「GUND-ARM」の開発に対して、モビルスーツ開発評議会が「ドミニコス隊」を使用したオックス社への軍事介入が行われるまでが描かれており、物語の中核を成した親子、エリクト・サマヤとエルノラ・サマヤの行方がまだ明らかになっていない。主人公・スレッタとの関係性も含めて、今後の物語の鍵となってくるだろう。


『機動戦ガンダム 水星の魔女』PROLOGUE
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さらなる火種となりそう「企業行政法」

GUNDフォーマットの開発を中止させるために行われたオックス社への軍事介入、そしてアーシアンによる工場立て篭もりデモに対する武力鎮圧、この2件のために執行されたのが本法律である。内容は明らかになっていないが、現体制におけるスペーシアンやベネリットグループの権力維持に大いに関わっていることは確かだろう。今後さらなる対立の火種となっていくことが予想される。

スレッタの故郷「水星」

主人公、スレッタ・マーキュリーの故郷。パーメット(鉱物資源)の採掘で栄えていた星だが、月でのパーメット採掘がスタートした後に廃れていった。スレッタはこの水星に学校を作ることを夢見てアスティカシア高等専門学園に入学したとのことだ。タイトルにも含まれるこの“水星”という星、今後物語と大いに関わってくることとなるだろう。
なお、水星については、本作のオープニングテーマ「祝福」のためにシリーズ構成・脚本の大河内一楼によって書き下ろされた原作小説「ゆりかごの星」にも記述があるので、あわせてチェックしてみてほしい。


まだ本作を見ていない人はもちろん、すでに見つつも話がわからなくなっている人に向けても、今回の解説が参考になればと思う。まだまだ今後の展開から目が離せない本作、物語の完結まで大いに満喫していきたい。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は毎週日曜17時からMBS/TBS系全国28局ネットにて放送。


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TVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
〈放送情報〉
2022年10月2日より毎週日曜午後5時~
MBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始

〈スタッフ〉※短縮表記
企画・制作:サンライズ、
原作:矢立 肇/富野由悠季
監督:小林 寛
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
キャラクターデザイン原案:モグモ
キャラクターデザイン:田頭真理恵/戸井田珠里/高谷浩利
メカニカルデザイン:JNTHED/海老川兼武/稲田 航/形部一平/寺岡賢司/柳瀬敬之
音楽:大間々 昂

〈キャスト〉
スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn、
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川 慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂

(C)創通・サンライズ・MBS

祝福
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《一野大悟》
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