『LUPIN ZERO』はモンキー・パンチの原作マンガ『ルパン三世』連載当初と同じ昭和30年(1960年)代を舞台に、まだ何者でもない少年ルパンが高度経済成長期の日本を駆け巡るオリジナルストーリーである。
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『LUPIN ZERO』場面写真
このたび本作のティザービジュアル、特報映像、場面写真を公開。ティザービジュアルは不敵な笑みを浮かべる少年ルパンと「俺の名はルパン」というキャッチコピーが目を惹く仕上がりとなった。
また、11月18日から20日までニューヨークにて開催されるアニメコンベンション「Anime NYC」にて世界最速プレミア上映することが決定。さらに本作の監督を務めた酒向大輔監督と野崎康次プロデューサーのコメント、メインスタッフ陣も明らかになった。
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『LUPIN ZERO』ティザービジュアル
なお本日10月24日は、1971年にTVアニメ『ルパン三世』のPART1がテレビ放送された記念日でもある。今後もキャスト、主題歌、配信先となる動画配信サービスなどの最新情報を順次発表していく予定だ。
<以下、コメント全文掲載>
【酒向大輔監督・野崎康次プロデューサー コメント】
1:ルパンの少年時代でアニメを作ろうと思ったきっかけは?
野崎:今までアニメーションでは描いていない、そして若かりし頃のルパンを描こうとしたのがきっかけで、モンキー・パンチ先生が原作で少年期(ジャリルパン)描かれていたので、それをイメージして少年時代を描いています。
2:どのように少年像を作り上げていったのか? 描く上で大切にしたことは?
酒向:少年ルパン君がどういう少年だったのかは、モンキー・パンチ先生の原作にある少しのエピソードと大人のルパン三世が語っていた思い出を手がかりに想像を膨らませました。僕らが描くルパン三世はアニメの世界にいるルパン三世ではありますが、彼曰く彼自身はルパン家三代目のお坊ちゃんであるとのこと。そのお坊ちゃんの少年ルパン君が13歳だった頃を覗かせてもらう気持ちで、きっとこうだったのかなという可能性の一つをスタッフで考えていきました。
3:舞台を1960年代前半の東京としたことへのこだわりは?
酒向:年齢不明、国籍不詳のルパン三世ですが、昔は少年だったことは間違いありません。そのルパン三世がアニメで初めて我々の前に姿を現したのは、昭和46年(1971年)の飛騨スピードウェイです。その時代から思いを馳せると少年の頃はきっと昭和30年代半ば(1960年代)で、その時代、その場所に少年の彼はいたはずだと思います。ですので今回はその時代に少しお邪魔して少年だった頃を覗かせて貰う気持ちで作りました。大人になった本人は子供の頃を見られるのを嫌がるかもしれませんが。
4:全6話を通じて物語のテーマは?
酒向:職業泥棒の大人のルパン三世ですが、彼が13歳の頃の職業は中学生だったのかなと考えました。家業が泥棒なだけで、まだ継いでいない。そもそも継げと言われて素直に継ぐ性格なのかわかりません。他人から言われたことをやるのは癪に障る年頃。かといっていつまでも中学生でいる訳でもない。そんな少年ルパン君が自分で考え、自分で決めていくという物語です。
5:これまでのシリーズにない『LUPIN ZERO』で挑戦したことは?
酒向:大人のルパン三世にできないこと、彼は謎の男ですが今確実に言えるのは彼が子供に戻ることです。13歳の少年ながら大人顔負けの頭脳はあるけど、体格体力では大人に及ばない彼が知恵と工夫で活躍する。といった物語は今回の『LUPIN ZERO』の特徴です。
少年の頃の彼がのびのびと動き出した結果、見ていてワクワクするアニメーションになりました。ルパン三世を詳しく知らなくても彼の活躍を楽しんで貰えると思います。また大人のルパン三世を知っている方は彼が大人に成長する前のキュートな少年ルパン君がそこにいたんだなと楽しんで貰えると思います。
『LUPIN ZERO』
2022年12月配信
[作品概要]
少年は、如何にして“ルパン三世”となったのか?
1967年に連載を開始した、モンキー・パンチの人気漫画『ルパン三世』。その後さまざまなメディアで、世界を股にかけて活躍してきた世紀の大泥棒にも、まだ青い「少年時代」があった……。
『LUPIN ZERO』は、ベールに包まれた彼のビギニングをついに描き出す。舞台は、原作連載当初の昭和30年(1960年)代。
まだ何者でもない「少年ルパン」が、高度経済成長期の日本を駆け巡る!
原作でも描かれている「少年ルパン」編からヒントを得つつ、懐かしくも新しいオリジナルストーリーが展開される。
制作スタジオは、多くの『ルパン三世』シリーズを手掛けるテレコム・アニメーションフィルム。レトロでユニークな世界観を現代に蘇らせる。
音楽は、大友良英(『あまちゃん』『犬王』)。『ルパン三世PART1』を手掛けた山下毅雄の楽曲アレンジも含め、劇伴音楽を担当する。
少年が登る、悪党への階段。彼は一体、何を思い、どんな一歩を踏み出したのか?
これは、誰もが知っている大泥棒の、誰も知らない「はじまり」の物語。<全6話>
[クレジット]
原作:モンキー・パンチ
監督:酒向大輔
シリーズ構成:大河内一楼
設定考証:白土晴一
キャラクターデザイン:田口麻美
音楽:大友良英
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
製作:トムス・エンタテインメント
2022年12月配信
[作品概要]
少年は、如何にして“ルパン三世”となったのか?
1967年に連載を開始した、モンキー・パンチの人気漫画『ルパン三世』。その後さまざまなメディアで、世界を股にかけて活躍してきた世紀の大泥棒にも、まだ青い「少年時代」があった……。
『LUPIN ZERO』は、ベールに包まれた彼のビギニングをついに描き出す。舞台は、原作連載当初の昭和30年(1960年)代。
まだ何者でもない「少年ルパン」が、高度経済成長期の日本を駆け巡る!
原作でも描かれている「少年ルパン」編からヒントを得つつ、懐かしくも新しいオリジナルストーリーが展開される。
制作スタジオは、多くの『ルパン三世』シリーズを手掛けるテレコム・アニメーションフィルム。レトロでユニークな世界観を現代に蘇らせる。
音楽は、大友良英(『あまちゃん』『犬王』)。『ルパン三世PART1』を手掛けた山下毅雄の楽曲アレンジも含め、劇伴音楽を担当する。
少年が登る、悪党への階段。彼は一体、何を思い、どんな一歩を踏み出したのか?
これは、誰もが知っている大泥棒の、誰も知らない「はじまり」の物語。<全6話>
[クレジット]
原作:モンキー・パンチ
監督:酒向大輔
シリーズ構成:大河内一楼
設定考証:白土晴一
キャラクターデザイン:田口麻美
音楽:大友良英
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
製作:トムス・エンタテインメント
原作:モンキー・パンチ (C)TMS