陰陽では男性は陽に分類され、陽の数字である奇数の極「9」が重なった日であることが由来となっています。また「菊の節句」と関係しているという説もあります。
男性同士の恋愛を描いた作品はBL(boys love)と呼ばれ、多くのファンを持つジャンルです。アニメでもBLは人気が高く、これまで多くのタイトルが放送・公開・配信されてきました。
そこでアニメ!アニメ!では毎年恒例の「好きなBLアニメといえば?」と題した読者アンケートを実施しました。8月24日から9月1日までのアンケート期間中に953人から回答を得ました。
男女比は男性約5パーセント、女性約90パーセント、無回答が約5パーセントと女性が大多数。年齢層は19歳以下が約60パーセント、20代が約15パーセントと若年層が中心でした。
目次
■今年放送されたタイトルもランクイン!
第1位
1位は『抱かれたい男1位に脅されています。』。支持率は約22パーセントで、昨年の3位からランクアップしました。

『劇場版 抱かれたい男1位に脅されています。~スペイン編~』キービジュアル(C)桜日梯子/リブレ 2021/DO1 PROJECT
本作は「MAGAZINE BE×BOY」にて連載中のマンガが原作。ベテラン俳優の西條高人が、新人の東谷准太に抱かれたい男ランキングのトップを奪われたことから始まる物語です。2018年にテレビアニメ化。2021年には劇場版が公開されました。
読者からは「普段は完璧イケメンの高人さんだけどチュン太(准太)と一緒にいると、おっちょこトータカになってしまうところが可愛い。チュン太が嗜虐的な笑みを浮かべながら天使から堕天使になるところも好きです」や「高人さんのツンケンしながらも時折見せる恥じらいと、チュン太の天使のときと獣のときのギャップが素晴らしい」と恋人でありライバルでもある二人の関係性が人気。
「俳優同士の恋愛ということで、世間の評価や仕事に対する二人の思いなどが語られるのも良かったです」と芸能界を描いたストーリーも支持も集めました。
第2位
2位は『佐々木と宮野』。支持率は約12パーセントで、2022年放送のタイトルが上位に入りました。

冬アニメ「佐々木と宮野」キービジュアル(C)2022 春園ショウ/KADOKAWA/「佐々木と宮野」製作委員会
こちらは「ジーンピクシブ」にて連載中のコミック。BLが好きな腐男子・宮野由美と少しだけ不良な先輩・佐々木秀鳴が、お気に入りのマンガを貸し借りしながら仲を深めていく“男子高生の日常”(Boys Life)が描かれる。
2022年にテレビアニメ化された本作には「男子高校生のピュアな恋愛が描かれていてキュンキュンします。こんな幸せな気持ちになったのは初めて!」や「二人が結ばれるまでが丁寧に描かれていて、BL初心者にも優しい作品だと思う。上手く本音を出せない感じも見ていてほっこりする」、「佐々木先輩が宮野のことをみゃーちゃんというのが尊い!」との声が。
2023年には映画化も決まったタイトルが上位に入りました。
第3位
3位は『ギヴン』。支持率は約9パーセントで、昨年の1位から順位を落しましたがトップ3はキープしています。

(C)キヅナツキ・新書館/ギヴン製作委員会
本作は「シェリプラス」にて連載中のマンガが原作。ロックバンド・givenのメンバーを描いた物語で、フジテレビの深夜アニメ枠・ノイタミナ初のBLアニメとしても話題を集めました。
「男子高校生二人の恋愛を中心に、繊細な心理描写が独特で引きこまれる。とくに歌唱シーンでは実際に歌声を感じることができるのも大きな魅力!」や「最初は普通のバンドアニメだと思っていて、BLだとは気付かずに見始めました。主人公たちが音楽を通じて心通わせ、辛い過去を乗り越えていく青春ものとしても素晴らしかったです」、「センチミリメンタルの楽曲とストーリーがマッチしていて感動した」と作中で披露される多彩な劇中歌も人気の理由です。
■そのほかのコメントを紹介
。『同級生』には「大人びているけれど、ちょっと自分勝手な男子高校生らしさがよく出ている。それでも相手のこと大切に思って、じれったくもほのぼのとした恋を表現しているのが素敵です」。
『海辺のエトランゼ』には「美しいラブストーリーで登場人物たちを見ていると応援したくなります。勇気を出して一歩を踏み出す大切さを学べました」。

『海辺のエトランゼ』メインビジュアル(C)紀伊カンナ/祥伝社・海辺のエトランゼ製作委員会
『ひとりじめマイヒーロー』には「生徒と先生の恋がリアルに積み重ねられていて、周りの友達や人間関係も十人十色で面白い」。
『森のくまさん、冬眠中。』には「クマのノワと子犬のアイリのラブストーリー。育ての親から恋愛関係になることを悩む様子にドキドキさせられるから」と現在放送中のタイトルにも投票がありました。

『森のくまさん、冬眠中。』ビジュアル(C)ハルチカ/Suiseisha Inc.
2022年版もさまざまなタイトルがランクイン。ショートアニメや劇場アニメなど、多彩なジャンルのBLアニメが集結する結果となっています。
次ページのトップ20もぜひご覧ください!
■ランキングトップ10
[好きなBLアニメといえば? 2022年版]
1位 『抱かれたい男1位に脅されています。』
2位 『佐々木と宮野』
3位 『ギヴン』
4位 『世界一初恋』
5位 『ヤリチン☆ビッチ部』
6位 『純情ロマンチカ』
7位 『SUPER LOVERS』
8位 『魔道祖師』
9位 『海辺のエトランゼ』
10位 『ひとりじめマイヒーロー』
(回答期間:2022年8月24日~9月1日)
次ページ:ランキング20位まで公開
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※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。